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Mリーグ2023-24 10月23日 NAGA解析/EX風林火山・勝又健志プロ、高宮プロとのデッドヒートを制して今期3勝目!

2023年10月23日、Mリーグ2023-24・21日目です。本日はKONAMI麻雀格闘倶楽部・BEAST Japanext・U-NEXTパイレーツ・EX風林火山の4チームが対戦。

第1試合は勝又プロと高宮プロのデッドヒート!序盤は勝又プロがリードしていましたが、そこに高宮プロが迫っていき南1局の親番で逆転。しかし南1局2本場に勝又プロが瑞原プロからマンガンを直撃し再逆転。

勝又プロは南2局2本場にもマンガンをアガって、これが勝負を決めるアガり。このまま逃げ切って7万点近いトップを獲得しました。

第2試合はまた鈴木大介プロが暴れる半荘に。序盤は比較的静かに進んでいましたが、東4局の親番で鈴木大介プロが6000オールツモ!これで他3者を一気に突き放します。

オーラス、ツモれば逆転のリーチを2着目の滝沢プロが入れますがこれはアガれず。最後もなんとか逃げ切り、鈴木大介プロが今期3勝目をあげました。

本日の2試合もなかなか波乱のある展開でした。NAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:中田花奈(BEAST Japanext)
西家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
北家:勝又健志(EX風林火山)

NAGAデータ

高宮まり

中田花奈

瑞原明奈

勝又健志

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

NAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:高宮まり

高宮プロはここで5p切り。一方、NAGAは全タイプで9m切りを推奨しています。東1局の親番、5巡目でイーシャンテンの手牌。MAXの打点を作って攻めたいところですから、5pすらも残してタンヤオ変化や567三色、赤5p引きなどの打点上昇を見たいところです。5p切りは早計ではないでしょうか。


東1局:勝又健志

親と子から2軒リーチを受けている局面、勝又プロはチートイツのテンパイを入れました。しかし、テンパイを取るべきか否か…。勝又プロは9p切ってのオリを選択しましたが、NAGAの解析結果を見ると6s切りのテンパイ取りもほぼ同じ推奨度でした。

6sは2人に3sが通っており、8s3枚切れで6-9sもワンチャンスと比較的安全な牌で、しかもこの手最低でもマンガンありますからここまで競るのでしょう。正直、押し引きが難しい局面ですがアガれば相当大きいですからやや押した方がいいのかな…という気がしています。


東1局1本場:中田花奈

中田プロはこの手牌4mをツモ切りとしましたが、NAGAは全タイプで強く中切りを推奨しています。中を切ると待ちは45m待ちで見た目枚数は6枚。中待ちの2枚より4枚増えています。しかもホンイツからチンイツへの変化で打点も5200から12000へ上昇。攻撃面ではいいことしかありません。

あとは高宮プロの仕掛けに対して中が通るかどうか?というところですが、中がアタるとしたらシャンポンか単騎。中はすでに場に1枚切られていますからまず高宮プロがトイツで持っている可能性が減ります。

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