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Mリーグ2023-24 1月26日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・瑞原明奈プロ、他チームをさらに引き離す個人3連勝!

2024年1月26日、Mリーグ2023-24・72日目です。本日はEX風林火山・U-NEXTパイレーツ・KADOKWAサクラナイツ・渋谷ABEMASの4チームが対戦。

第1試合、東2局2本場に瑞原プロが親満をツモって一気にリード。さらに南1局にも中押しとなるマンガンをアガり、そのままリードを保ってトップを獲得。1位のパイレーツを他チームからさらに引き離す個人3連勝となりました。

第2試合は全く大きなアガりが出ないまま進む僅差の展開。その中で堀プロと松本プロがややリードしてのトップ争い…かと思われましたが、南3局に鈴木優プロがハネ満をアガってトップ戦線に参入。3者でのトップ争いとなりましたが、最後は素点回復に来た勝又プロのアガりで堀プロのトップが確定しました。

第1試合は瑞原プロが一直線のトップ、第2試合は最後まで争って堀プロが展開良くトップ。この2試合をNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
南家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
西家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)

NAGAデータ

松ヶ瀬隆弥

瑞原明奈

内川幸太郎

多井隆晴

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:瑞原明奈

瑞原プロは上家から出た1枚目の西をスルー。瑞原プロの手牌は役牌2つにピンズがあって大体ホンイツです。NAGAはヒバカリ以外西ポンを推奨しています。西ポンでも問題ないとは思いますが…Mリーグでオタ風から仕掛けると結構絞られそうなのが難しいところです。…とはいえ役牌鳴ければマンガンあるので個人的にはポンしたいですね。

その後、5pを引いたところで選択。ホンイツ一直線で5s切りか、ソーズを残して先に2p切りか?瑞原プロは2p切りを選択しました。NAGAとしてもオメガとニシキが5s、他3タイプは2pと推奨打牌が割れています。

単純に2pからの伸びもありますし、メンホンチートイなどの変化も一応ありますから、5sを打っておく方が個人的にはいいとは思います。ただ2pを切っておくとホンイツをぼやかせて、役はなどが鳴きやすくなる可能性もあります。どちらを重く見るかで打牌は分かれそうです。

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