見出し画像

Mリーグ2023-24 3月1日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・鈴木優プロ、単独トップとなる個人9勝目でMVPへ大きく前進!

2024年3月1日、Mリーグ2023-24・92日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・渋谷ABEMAS・KADOKAWAサクラナイツ・EX風林火山の4チームが対戦。

第1試合、序盤は亜樹プロがマンガンをツモって一歩リードしますが、南場の親番で優プロが連荘しトップを逆転。そこに白鳥プロ・亜樹プロが猛追してきますが、最後は鋭い仕掛けからアガりきってトップを獲得しました。

第2試合、堀プロにひたすら手が入らず、他3人が大きなアガりを決め、拮抗した展開でオーラスへ。南4局、親の小林プロがトップ目の松ヶ瀬プロから3900を直撃し一旦トップ目に立ちますが、南4局1本場に松ヶ瀬プロが再逆転で11月以来の久々のトップ獲得となりました。

鈴木優プロはこれで今期9勝目で現在単独トップの勝ち数。MVP争いでも一歩リードすることとなりました。チームとしてもパイレーツは首位ドリブンズまであとわずかの差に。本日の試合もNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
南家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
西家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:二階堂亜樹(EX風林火山)

NAGAデータ

鈴木優

白鳥翔

渋川難波

二階堂亜樹

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局1本場:渋川難波

渋川プロはここで中切り。一番真っ直ぐ攻めるなら当然の中切りですが、ここは意見が分かれそうなところ。NAGAはオメガとニシキが5m切り、ヒバカリが3s切り、ガンマとカガシが中切りをそれぞれ第1候補にしています。

上家の白鳥プロの仕掛けが2副露して8pもトイツ落とししているので、テンパイか好形のイーシャンテンに見えます。テンパイと読めばオリ気味に5m、まだノーテンと思って真っ直ぐ攻めれば中、間を取ってひとまずイーシャンテンに受けるなら3s…といずれもありそうです。

ただ345のイーシャンテンであることを考えると、やはりトップのためには肩回していった方が得策だと思いますから、中切りになりそうです。

ここから先は

3,793字 / 17画像
この記事のみ ¥ 130
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?