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Mリーグ2023-24 11月16日 NAGA解析/赤坂ドリブンズ・渡辺太プロ、今季2勝目となるトップを獲得!

2023年11月16日、Mリーグ2023-24・35日目です。本日はKONAMI麻雀格闘倶楽部・U-NEXTパイレーツ・BEAST Japanext・赤坂ドリブンズの4チームが対戦。

第1試合、東1局に園田プロが8000をアガり快調なスタート。しかし、東2局に瑞原プロが親番で連荘しトップ目に立ちます。その後、僅差の展開となり園田プロと瑞原プロがトップを争いますが、結局瑞原プロがオーラスにアガりを決めて逆転トップとなりました。

第2試合、東場では小さなアガりしか出ず、南1局に入った時点で全員が2万点台という第1試合よりさらに僅差の展開となります。これを抜け出したのが渡辺プロ。南1局の親番で3200オールツモ→4000オールツモと連続でアガりを決め一気に抜け出します。そのまま逃げ切って渡辺太プロが今季2勝目となるトップを獲得しました。

瑞原プロが逆転トップでまたもまくられてしまった園田プロ、今季2勝目をあげた渡辺太プロ…NAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
西家:猿川真寿(BEAST Japanext)
北家:園田賢(赤坂ドリブンズ)

NAGAデータ

高宮まり

瑞原明奈

猿川真寿

園田賢

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:園田賢

園田プロはここで8m切り。一方NAGAは全タイプで7mを押す選択を推奨しています。園田プロとしてはリーチ宣言牌が8mなので778mから9m4枚切れを見て7mと何かのシャンポンリーチを打っているのでは?というのを警戒したようです。

とはいえ逆に言えばそういったシャンポンのケース以外では7mが当たらなそうなので、NAGAとしては押したいということでしょう。東1局の子のリーチかつ自身がそこそこのイーシャンテンなので、個人的にはやや押し有利のように思います。


東2局:瑞原明奈

瑞原プロはここで上家から出た7mをチー。上家からのリーチが早く、ここから単純にオリるよりは一発を消しながらなんとか粘ってみようという鳴きです。7mをチーしてまだ中バックのイーシャンテンなので、これを鳴く人はなかなかいないでしょう。副露型であるカガシでもギリギリチーするかしないかくらいですから。

鳴いて愚形2900のイーシャンテンなので、さすがにあまり鳴きたくないように見えますが、トップを強く意識するなら選択肢としてはあるかもしれません。瑞原プロの度胸を見ましたね。

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