Mリーグ2023-24 11月23日 NAGA解析/BEAST Japanext・菅原千瑛プロ、チームを救う個人3勝目!
2023年11月23日、Mリーグ2023-24・39日目です。本日は赤坂ドリブンズ・KONAMI麻雀格闘倶楽部・EX風林火山・BEAST Japanextの4チームが対戦。
第1試合、瑠美プロが東3局の親番でマンガンをツモってリードすると、その次の局でもマンガンをアガり、さらにリードを広げていく。東4局、園田プロがハネ満をツモって追いすがるも、南1局に瑠美プロがハネ満をアガり、これで勝負あり。瑠美プロが6万点を超える大きなトップを獲得しました。
第2試合、亜樹プロのマンガンツモで開局したこの試合、初の二階堂姉妹のリレーによる2連勝が見えてきます。しかし南1局に菅原プロが親満をツモって一気に迫ると、南2局2本場でも亜樹プロから2600を直撃しトップ目に立ちます。菅原プロはこのままなんとか逃げ切り、苦しいチームを踏みとどまらせるトップを獲得しました。
瑠美プロの連勝となる大トップ、菅原プロのBEASTを救う1勝…NAGAと共に振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
南家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:二階堂瑠美(EX風林火山)
北家:猿川真寿(BEAST Japanext)
NAGAデータ
園田賢
高宮まり
二階堂瑠美
猿川真寿
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:園田賢
園田プロはここで2sチー。2sが場には4枚見えで、これを鳴いておかないとアガりどころかテンパイも厳しくなってくる…ということで鳴いたのでしょう。一方NAGAはカガシ以外スルー推奨。NAGAは積極的にトップを狙うわけではないので、親の維持をそこまで重く見ていないのでしょう。この辺がMリーグとラス回避麻雀の違いの一つではあります。
東1局1本場:猿川真寿
猿川プロはここで7sを切ってリーチ。一方NAGAは8pを切って迂回することを推奨しています。5s8pのシャンポンでリーチすると、猿川プロの河を見るに相当8pが通りそう+高宮プロのリーチにも現物、ということで出アガりが期待できる、ということでしょうか。
しかしそれにしても最大で残り3枚のシャンポン、しかも8pは待ちとして良くても相方の5sはさほどいい待ちでもない…という追っかけリーチはさすがに危険牌の7sを切ってまで打つほどではないように思います。いささかやり過ぎなリーチに見えました。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?