Mリーグ2023-24 2月23日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・小林剛プロ、6万点超えの大トップ獲得!
2024年2月23日、Mリーグ2023-24・88日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・KONAMI麻雀格闘倶楽部・赤坂ドリブンズ・EX風林火山の4チームが対戦。
第1試合、序盤は点差が開かないまま進んでいきますが、南場に入るあたりから勝又プロの不運な放銃が続き一人沈みの展開に。結果、瑞原・伊達・浅見プロの3人でのトップ争いとなりましたが、南3局1本場に浅見プロが1000オール+供託3000点のアガりを決めてこれが決め手に。浅見プロがトップを獲得しました。
第2試合、伊達プロが東1局に3本場まで積み、46600点まで持ち点を伸ばします。しかし、そこに小林プロがアガりを重ねて追いすがると、南場に入って南1局1本場にマンガンを出アガり。さらに親番でマンガン→ハネ満と2局連続でアガって一気に持ち点が6万点を超えます。このリードを保って小林プロがトップを獲得しました。
本日はパイレーツが2試合連続の連対でチームポイントが500を超える一方、風林火山が連続のラスで一気に9位まで順位を下げました。この2試合をNAGAと振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
南家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
北家:勝又健志(EX風林火山)
NAGAデータ
瑞原明奈
伊達朱里紗
浅見真紀
勝又健志
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東2局:勝又健志
勝又プロはここで1m切り。NAGAはニシキ・オメガ・カガシが4s切り、他2タイプは1m切り推奨ですが4sと僅差でした。単純にシャンテン数を進めるのであれば4s切りになるのでそれが第1候補に挙がるのは自然なこと。
ただ対面の親の伊達プロがかなりマンズの一色っぽい河で、カン2mは苦しい待ちの可能性が結構高いです。それを考えると確かに1m切りから他の色にターツを求めるのも十分選択肢としてはあります。
難しいところですが…勝又プロのチーム状況を考えるとこういうちょっと下チャンス手をキッチリアガりまで結びつけていってトップを取ることが必要になってきている時期。それ故にいい最終形を作っていくのは自然な一打かもしれません。
その後、勝又プロは47p西の変則3面でテンパイしダマ。これも待ちがMAX3枚しかないので、ピンズ周りでの変化を待った形です。かなり勝又プロのアガりを取りこぼしたくないという意識が見えます。
そして5p西のツモり三暗刻になったところでリーチ。これならツモってハネ満まで見えてきます。この変化を拾えるのは勝又プロじゃないとムリかもしれませんね。
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