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伊達プロの三冠と4着回避率のタイトルへ再びの疑問

2024年3月28日、Mリーグのレギュラーシーズンも最終日を残すのみ。昨日試合のあった渋谷ABEMAS・KONAMI麻雀格闘倶楽部・U-NEXTパイレーツ・セガサミーフェニックス、さらに前にシーズンを終了しているTEAM雷電の計5チームがこれでシーズンを終えた。

28日の試合ではパイレーツの鈴木優プロが連闘連勝で暫定MVPに浮上。あとは最終日に風林火山の勝又プロがこれをまくれるかという勝負になっている。一方、4着回避率のタイトルに関しては、伊達プロの0.900をまくれる選手がいないことが確定したため、伊達プロが獲得することとなった。

これで伊達プロは初年度から3年連続でのタイトル獲得となり、初年度に最高スコア、2年目にMVP、そして今期4着回避率のタイトルを獲得したことで、個人で3つのタイトルを全て獲得した初めての選手となった。…ちなみに現状ではこれをグランドスラムと呼んでいるが、グランドスラムの用例的にはやはり4つのモノに使われることが多いので、個人的にはトリプルクラウン(=三冠王)の方を推したい。年度ごとに分かれての達成だから、キャリア・トリプルクラウンといったところか。

麻雀は運の要素が強いゲームと言われている中で、毎年のように活躍し3年連続でタイトルを獲得し3冠を達成って、もう人間のレベルを超えている。ここまでやれると逆に天運に恵まれているとも言えると思うが…それにしても異常なレベルのことが起きている。

Mリーグ初年度の時などは伊達プロは運に恵まれているだけみたいな声も散見されたように思うが、ここまできたらどう考えてもフロックには見えない。というかこれで運だけとか言ってたら、そっちの方が蔑まれそう。

さて、伊達プロの三冠達成は大偉業であるが、わずかにこんな声も聞こえる。それは「終盤戦出場せずに4着回避率のタイトルを確定させている」という不満の声である。

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