仲林プロの誤発声と審判の裁定ミス
2024年4月30日、Mリーグ2023-24・セミファイナル14日目の第1試合。この南3局にてパイレーツ・仲林プロの誤発声があった。
この時の仲林プロの手牌は上記の通り。チートイツのイーシャンテンの状態で、北・發・中いずれかの字牌を持ってくればテンパイのところ、白を引いてきてリーチと発声した。
この時、仲林プロの打牌は完了しておらず誤った発声のみを行っており、仲林プロは手を上げて誤発声をしたことを審判に示した。その試合中ではリーチの誤発声のみで打牌は完了していないということで、チョンボなどには該当せず、アガり放棄のペナルティを与えられた。
しかし、試合後にMリーグの公式Xにてこの裁定がミスだったことが発表された。
Mリーグ公式規則・第4章8条の6に「リーチの発声以後の取り消しはできない」とあるため、本来はリーチと発声した時点で仲林プロはノーテンでもリーチをしなければいけなかった。当然ノーテンリーチのまま終局した場合には、仲林プロのチョンボが成立し、チームポイントが-20ptされる。
しかし、一旦した裁定を後から変えることはできないため、今回はその場で取り決めたアガり放棄という裁定が優先される運びとなった。今回の件については審判を務める梶本氏も謝罪のポストを発表している。
ひとまず起こった内容と当日の裁定については以上のようであった。ただやはり個人的にいろいろと思うところはある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?