見出し画像

Mリーグ2023-24 10月27日 NAGA解析/渋谷ABEMAS 多井隆晴プロ・白鳥翔プロ、接戦を制してデイリーダブル達成!

2023年10月27日、Mリーグ2023-24・24日目です。本日は渋谷ABEMAS・チーム雷電・赤坂ドリブンズ・U-NEXTパイレーツの4チームが対戦。

第1試合は最短の8局で終わる高速の展開。鈴木たろうプロが東2局にマンガンをツモったきり大きなアガりも出ず、全員にトップの可能性が残ったオーラスへ。最後の1局、たろうプロと多井プロのめくり合いになりますが、これを多井プロが制して僅差でトップを獲得しました。

第2試合、ここまで個人3連勝の仲林プロが東1局に親満をツモ。4連勝が一気に見えてきたかと思いましたが、その後は中々アガりが出ず。浅見プロが他3者の仕掛けに放銃してしまい、3人の争いでオーラスに向かいます。最後は白鳥プロがホンイツで仕掛けてアガりきり見事トップを獲得。渋谷ABEMAS、デイリーダブル達成です。

2試合とも僅差の試合をABMEASの2人が制しました。その中での立ち振る舞いをNAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
南家:萩原聖人(TEAM雷電)
西家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
北家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)

NAGAデータ

多井隆晴

萩原聖人

鈴木優

鈴木たろう

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

NAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:多井隆晴

多井プロはこの手をダマテン。ダマでマンガンある手であり、かつ他の3人が789sあたりをバラバラと切っているので5-8s待ちの8sの場況が非常にいいです。8sはダマなら全員が切ってくれそうなところなので、これはダマったほうが得するパターンが多そうですね。

ちなみに超門前型のヒバカリだけはリーチを推奨。あまり鳴かずに一撃の大きさで勝負する打ち手はここでリーチということで、個性が垣間見えます。


東1局:萩原聖人

萩原プロはこの手牌から6s切り。手牌としては6sか南を切れば、カン4p・4-7pのイーシャンテン。ただカン4p・4-7pの受けは結構弱いのでソーズの変化も残しておきたいところでしょう。

6sを切って南を残した方が安全度は高いですし、南が重なった時はMAXトイトイの変化まであります。とはいえトイトイに行くとしたら5pと5sを鳴くなり引くなりしないといけないので厳しいです。4-7sもまだ場には2枚しか見えていませんし、素直に南を切って広く受けた方が良さそうに思います。

ここから先は

4,349字 / 26画像
この記事のみ ¥ 130
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?