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Mリーグ2023-24 12月4日 NAGA解析/KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロ、今季初トップ!

2023年12月4日、Mリーグ2023-24・45日目です。本日は赤坂ドリブンズ・EX風林火山・BEAST Japanext・KONAMI麻雀格闘倶楽部の4チームが対戦。

第1試合、序盤は中田プロがリードしていましたが、東3局2本場に園田プロがハネ満ツモ、東4局には高宮プロが親満ツモとアガり、中田・園田・高宮プロの3者でのトップ争いになります。その後も熾烈なトップを巡る争いが繰り広げられますが、最後は高宮プロが親番でのアガりを決めて逃げ切りトップを獲得しました。

第2試合、東2局に滝沢プロが親番で連続でのアガりを決めてトップ目に立ちます。しかしそこから菅原プロが倍満ツモ→親のハネ満を2連続ツモ、と5万点以上の点数を稼ぎます。これで一気にトップ目に立つと、その後もアガりを決めて逃げ切りのトップを獲得!2着に自身のラス親で点数を稼いだ渡辺プロが入りました。

この2試合の間、松ヶ瀬プロはひたすら放銃に回ってしまう展開となり、第1試合・第2試合共にハコを割ったラスとなってしまいました。…それらの試合をNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
南家:中田花奈(BEAST Japanext)
西家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
北家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

NAGAデータ

園田賢

中田花奈

松ヶ瀬隆弥

高宮まり

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:高宮まり

高宮プロのこの手牌、何を切るか?個人的にはパッと何を切るべきか分かりませんでしたが、NAGAとしては3pが第1候補、次いで6p・9sを推奨しています。3pを切ると三色を残しつつ、受け入れも他の打牌と大差はないです。打点と形のバランスを取ると確かに3p切りがいいですね。高宮プロもここは3p切りとしっかり打てていました。


東2局1本場:中田花奈

中田プロはここで5sを打ってオリ。NAGAのうちニシキは4p押しですが、それ以外のタイプは5sを切ってオリを選択していました。さすがにNAGAも自身がトップ目からでは両無スジの牌はあまり押さないということでしょう。中田プロのここら辺の守備意識の高さはさすがです。

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