Mリーグ2023-24 5月9日 NAGA解析/赤坂ドリブンズ・渡辺太プロ、チームに初トップを持ち帰る!
2024年5月9日、Mリーグ2023-24・126日目です。本日はファイナル3日目。
第1試合は岡田プロが高打点のアガりを決めていき、東場の段階で6万点後のトップに。そこに仲林プロが怒濤の勢いで追いすがり、あとひとアガりで逆転の位置まで来ますが…最後は岡田プロが逃げ切ってトップを獲得しました。
第2試合、太プロがリードした状態で基本的に進みます。先制リーチを打った人が中々アガれず、点数の移動が激しくなったこの対局、最後は勝又プロが2着に浮上するアガりを決めてゲームセット。太プロがなんとか逃げ切り、ドリブンズに初トップを持ち帰りました。
本日の2試合を消化して、パイレーツが2位にまた20ポイントほど差をつけました。このままだとパイレーツがそのまま行きそうですが…それを止めるのはどのチームになるのでしょうか。本日の試合もNAGAと振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
南家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:仲林圭(U-NEXTパイレーツ)
北家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
NAGAデータ
松ヶ瀬隆弥
岡田紗佳
仲林圭
園田賢
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:園田賢
親の松ヶ瀬プロがダブ東をポンしている状況。ここで園田プロは中切りを選択しました。一方NAGAは僅差ですが全タイプ6m切りを推奨。NAGAとしては松ヶ瀬プロがまだテンパイしているかも怪しいので、自身がイーシャンテンなら6mを打とう…ということでしょう。
一方でこの手牌はドラも赤もなく打点がありません。松ヶ瀬プロの捨て牌を見る限り、どう見てもマンズが必要そうな手牌ですし、下手に鳴かせてアガりを誘発する方が罪だと園田プロは考えたのでしょう。
トップを取るためには、自身が下手にアガりに行くよりは、松ヶ瀬プロに簡単に走らせない方が良さそうに見えますから、中切りでいいのではないでしょうか。
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