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Mリーグ2023-24 1月25日 NAGA解析/KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、3ヶ月ぶりのトップとなる個人4勝目!

2024年1月25日、Mリーグ2023-24・71日目です。本日は赤坂ドリブンズ・BEAST Japanext・セガサミーフェニックス・KONAMI麻雀格闘倶楽部の4チームが対戦。

第1試合、東1局茅森プロが5200をアガってリード。そこから伊達プロ・たろうプロ・猿川プロがお互いにマンガンを出アガったりして、結局オーラスを迎えた時点で全員が2万点台という僅差のオーラス・全員集合となりました。これを制したのが猿川プロ。最後もマンガンを茅森プロからアガってトップ獲得となりました。

第2試合、東1局に親の寿人プロがマンガンをツモってロケットスタート。だが東1局2本場には大介プロがマンガンをツモ。東4局2本場の親番では魚谷プロが2600オールツモと3人が並ぶ展開に。渡辺プロは一人置いて行かれてしまいました。

南2局、魚谷プロがフリテンリーチを一発でツモってハネ満のアガり。これで勝負ありかと思われましたが…オーラスに寿人プロがマンガンをツモって再逆転!寿人プロは3ヶ月ぶりと久々のトップを獲得しました。

本日の2試合はどちらもオーラスまで僅差で、最後の最後まで分からない試合でした。その流れをNAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:猿川真寿(BEAST Japanext)
南家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
西家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)

NAGAデータ

猿川真寿

茅森早香

伊達朱里紗

鈴木たろう

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:猿川真寿

猿川プロはここで3s切り。ドラが2sなのでドラトイツを固定した形ですね。すでに中盤にさしかかっているので、一旦東を切ってMAXに構えるのが有力かな?と思いましたが、NAGA的にはタイプごとで3sと東に分かれているのでどちらもある感じでした。

ここからアガりに向かうためには大体喰いタンで仕掛けることになりそうなので、それを考えると打点を確保できる3s切りの方がいいような気はします。


東1局:茅森早香

茅森プロはここで東をスルー。NAGAはガンマとヒバカリがスルー、他3タイプはポン推奨となっています。鳴くとかなり安くなってしまうので、スルーする気持ちは分かりますが、対面と上家の親の2人が仕掛けている状況。自身の手はまだリャンシャンテンですから、鳴いて速度を合わせた方が安定するのではないでしょうか。東を鳴いた場合は8mがポンされているので67m外しになりそうです。

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