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Mリーグ2023-24 1月15日 NAGA解析/EX風林火山・二階堂亜樹プロ、2024年の初トップ!

2024年1月15日、Mリーグ2023-24・65日目です。本日はEX風林火山・セガサミーフェニックス・U-NEXTパイレーツ・渋谷ABEMASの4チームが対戦。

第1試合、まずは東2局1本場に仲林プロが醍醐プロからマンガンをアガって一歩リード。そのまま仲林プロがトップ目の僅差で局が進んでいきますが、南3局1本場、亜樹プロがマンガンをツモ。このアガりでトップ目に立つとそのまま逃げ切り、亜樹プロがトップを獲得しました。

第2試合、試合を決めるような大きなアガりが中々出ない半荘となり、白鳥プロがジワジワと持ち点を削られてラス目に。しかし南2局2本場にハネ満を勝又プロから直撃。さらに次局にも勝又プロから5200をアガって、一気にトップが見えてきました。しかしそこに待ったをかけたのが瑞原プロ。オーラス、白鳥プロとのめくり合いに競り勝ち、マンガンをアガってトップを獲得しました。

2試合とも僅差の展開から終盤でのアガりを決めて逆転するという見応えのある試合となりました。この2試合をNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。

第1試合

出場者

東家:二階堂亜樹(EX風林火山)
南家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
西家:仲林圭(U-NEXTパイレーツ)
北家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)

NAGAデータ

二階堂亜樹

醍醐大

仲林圭

多井隆晴

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:多井隆晴

多井プロはここで6m切り。対面からのリーチを受けて、自身はまだリャンシャンテンなので当然オリるのはいいのですが、自身の目から6m7mが4枚見え。白を切った後に他の人からリーチが来ても安全牌は足りそうなので、一旦白を打っておいてテンパイできる可能性をMAXにしておいた方がいいのではないでしょうか。


東2局1本場:二階堂亜樹

亜樹プロはここで6m切り。真っ直ぐ手を進めるならもちろんNAGAが推奨するように4pをツモ切るべきでしょう。ただ亜樹プロとしてはドラも浮いているリャンシャンテンで、対面の仲林プロの仕掛けに速度が間に合っていないと考えたのでしょう。

亜樹プロの切った6mは前巡に自身が9mを切っており、醍醐プロが切った3mを仲林プロが鳴いていないので、実質中スジみたいなもの。全体に危険そうな6mから打っていって、5sにくっついた時だけ勝負しようということだと思います。個人的にはさすがにまだテンパイの可能性は低いので4pくらいは先切りの感じで打ちそうですが…守備的に行くならこの選択もあるでしょう。

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