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Mリーグ2023-24 10月30日 NAGA解析/渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、魂の逃げ切りトップ獲得!

2023年10月30日、Mリーグ2023-24・25日目です。本日はKONAMI麻雀格闘倶楽部・KADOKAWAサクラナイツ・セガサミーフェニックス・渋谷ABEMASの4チームが対戦。

第1試合、岡田プロが前回までの試合の好調を引き継ぐかのようなアガりを決め、東場をトップ目で終えます。そのままトップかと思われましたが、それを簡単にさせないのが多井プロ。南1局に茅森プロから12000をアガって岡田プロを猛追。オーラス8000点差まで詰めますが、最後は岡田プロがアガりきりトップを獲得しました。

第2試合は白鳥プロが自身の親番でハネ満をツモって一気にリードしますが、次局に堀プロが白鳥プロからハネ満を直撃。そこから2人の叩き合いが展開されます。最後までどちらがトップを取るかという接戦でしたが、南3局に白鳥プロが1000-2000をアガったのが大きく、白鳥プロが逃げ切りのトップを決めました。

今日の2試合はどちらも上2人が競り合ってトップを狙う展開でした。そのあたりの進行をNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
北家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)

NAGAデータ

佐々木寿人

岡田紗佳

茅森早香

多井隆晴

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

NAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:岡田紗佳

岡田プロはこの手でリーチを敢行。NAGAは全タイプややダマよりの選択。ダマテンでもマンガンある手なので、ダマを選択する人もそこそこ居そうですが、序盤なのでリーチしてハネ満をツモりに行こうということでしょう。岡田プロの強気が見えました。


東2局:茅森早香

茅森プロはここで2p切り。一方NAGAはヒバカリ以外は中切りを推奨しています。ヒバカリが2p切りを推奨しているのは、5p7pのポンをせずリーチしか見ないということでしょう。

しかしそもそも薄いとはいえ5p7pの縦引きもありますし、東2局ですから緊急回避的に仕掛けて2000点のアガりでもそんなに悪くありません。さすがに中を切って目一杯に受けたいところだと思いました。

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