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Mリーグ2023-24 12月25日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・鈴木優プロ、Mリーグ新記録となる5連勝達成!

2023年12月25日、Mリーグ2023-24・57日目です。本日はKONAMI麻雀格闘倶楽部・チーム雷電・KADOKAWAサクラナイツ・U-NEXTパイレーツの4チームが対戦。

第1試合、伊達プロが東1局の親番で連続のアガりを決めて抜け出すと、そのリードを保ったまま局が進行していきます。南場に入ってさらに伊達プロがメンホンのダマテンを出アガりして8000を加点。オーラスもトップ目からハネ満をツモってポイントを増やす横綱相撲で見事トップを獲得しました。

第2試合、鈴木優プロの5連勝がかかった試合。東2局に高宮プロがハネ満をツモって一気に抜け出し、5連勝に暗雲が立ちこめますが、南1局の鈴木優プロの親番で高宮プロからマンガン直撃!これで一転してトップに躍り出ます。その後も他3者から粘り強く逆転を狙われますが、最後は自力でマンガンをツモアガり、見事5連勝を達成しました!

本日は伊達プロのトップもさることながら、やはり注目は鈴木優プロが5連勝を達成した試合でしょう。本日もNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
西家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)

NAGAデータ

伊達朱里紗

瀬戸熊直樹

岡田紗佳

小林剛

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局2本場:瀬戸熊直樹

瀬戸熊プロはこの7pをプッシュ。伊達プロは中とダブ東をポン。東ポンの時にドラの6mを切り、その次巡に白を手出ししてきました。白は明らかに安全牌。ということは伊達プロはドラをわざわざ先切りしてきたことになります。

つまりは打点・形共に十分な可能性が高く、ドラの6mをもう1枚持っていてそのまたぎか、もしくは赤牌のまたぎが待ちであるケースが多いと考えられます。そうなるとこの7pも危険度は高く、放銃した時は概ね12000。

結構怖いところですが、NAGAもプッシュ一択。自身がテンパイならこれくらい押しても問題ないということでしょう。


東1局2本場:小林剛

小林プロはここで3mを打って瀬戸熊プロのダマテンに放銃。3mは親の仕掛けに対しては通りそうなので、なんとか形式テンパイを取ろうと粘った結果が放銃となってしまいました。

この場面、NAGAは全タイプで9m切りを推奨。瀬戸熊プロが7s・7p・8mと結構強い牌を打っているので、ダマテンの可能性はそこそこ高そうです。まだ自身のツモ番も2回残っていてそれをしのげるかも分かりませんから、ややオリが優位なように感じました。

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