Mリーグ2023-24 9月28日 NAGA解析/サクラナイツ・岡田プロ大トップ!渋川プロ -21500点のラス!
2023年9月28日、Mリーグ2023-24・7日目です。本日は赤坂ドリブンズ・EX風林火山・セガサミーフェニックス・KADOKAWAサクラナイツの4チームが対戦。
第1試合はサクラナイツ・岡田プロが南場の親番で連続のマンガン&南2局になんとダマの倍満をアガって6万点の大トップ!
第2試合は風林火山の亜樹プロとドリブンズの園田プロのはぎしい叩き合いとなって、最後は園田プロが奇跡的なマンガンで亜樹プロを200点かわしてのトップを獲得!
ただその裏でサクラナイツ・渋川プロは-21500点のハコラス…と本日も見どころの多い2試合でした。本日の2試合をNAGA解析と共に振り返って参りましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:二階堂瑠美(EX風林火山)
北家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
NAGAデータ
岡田紗佳
魚谷侑未
二階堂瑠美
鈴木たろう
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
東1局:魚谷侑未
魚谷プロは対面から切られた4pをスルー。ポンすればタンヤオドラ3のマンガンのイーシャンテンなので、NAGAはポンを強く推奨しています。実際のところ、これを鳴かない理由がよく分かりません。
現状の形は愚形が多く、変化を待つよりはひとまず鳴いてシャンテンを進めるのがかなり有利に見えます。ポンで良さそうに思いますね。
その後、6pをチーして4p切り。4pと8sが1枚ずつ切れているので、縦重なりがあまりないと見て4p切りということでしょうか。だとしてもポンテン取れるのが偉いので、NAGAの言うように素直に6sを切った方がいいような気も…。
ただ4pを先に切っておくと、3-6pが残った時に盲点になりやすく、切られやすくなるという効果はあります。そこをどこまで重視するかですね。
東2局:二階堂瑠美
瑠美プロはリーチ宣言牌の4mをチー。ただNAGAはかなりスルー寄り。さすがにここから鳴くのは遠すぎるということでしょう。
とはいえ瑠美プロもこれを何とかアガりに結びつけようというよりは一発を消しながら喰いタンで粘る、という意図だと思うので、そんなに悪くはない仕掛けに見えます。
東2局:岡田紗佳
岡田プロは対面から出た北をスルー。自身の手牌の形がそこそこ良く、東2局の点差が比較的平たい局面。鳴いても悪くなさそうで、実際NAGAはかなり北ポンを推奨しています。
この北を鳴かないとそこそこリーチ手順になりますが、最低のケースではリーチドラ1の2600の場合も考えられます。赤引きやドラの縦引きもありますし、一旦鳴いておいた方が多少いいのではないでしょうか。
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