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Mリーグ2023-24 3月26日 NAGA解析/フェニックス・茅森早香プロ、意地のトップ獲得!7位BEASTは3着2回でポイントを増やせず…。

2024年3月26日、Mリーグ2023-24・106日目です。本日はKONAMI麻雀格闘倶楽部・TEAM雷電・セガサミーフェニックス・BEAST Japanextの4チームが対戦しました。

第1試合、瀬戸熊プロが親の倍満ツモで一気に抜け出しますが、その後失点。そして南場に入ると高宮プロがハネ満をアガってトップを逆転します。最後はラス目だった東城プロが素点回復のアガりを決め、高宮プロが逃げ切りのトップ獲得となりました。

第2試合、茅森プロが順調にアガりを重ねてリードを広げると、南1局2本場に親のマンガンをツモって突き抜けます。その後も点数を減らすことなく走り抜け、茅森プロが意地のトップを獲得しました。

ボーダー争いのBEASTは3着→3着と今ひとつの成績でポイントを増やせず。勝負は最終日ということになりそうです。…それでは本日の2試合もNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
西家:東城りお(セガサミーフェニックス)
北家:鈴木大介(BEAST Japanext)

NAGAデータ

高宮まり

瀬戸熊直樹

東城りお

鈴木大介

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局1本場:瀬戸熊直樹

瀬戸熊プロはここで8pをツモ切り。もちろん形はNAGAが示すようにリャンメン2つのイーシャンテンに取れる4s切り。ただ親番でもないのにピンフのみのリーチを打っても微妙、と瀬戸熊プロは考えたのでしょう。確かにトップを絶対取る気なら、この手材料では最低でもドラは使ってのリーチ…できれば一通か三色もつけたいくらいの手ですから、8pツモ切りも十分ありますね。

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