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Mリーグ2023-24 4月18日 NAGA解析/渋谷ABEMAS・多井隆晴プロ、気合いの連闘でトップ→4着でわずかにプラス

2024年4月18日、Mリーグ2023-24・115日目です。本日はセミファイナル7日目。EX風林火山・赤坂ドリブンズ・渋谷ABEMAS・KADOKAWAサクラナイツの4チームが対戦しました。

第1試合、気合いが入りまくっていた多井プロ。その気合いが牌に乗り移ったかのように全く隙の無い試合展開でトップを獲得しました。第2試合、ABEMASは多井プロが連闘。しかしここでは中々展開に恵まれず4着に沈みます。一方でトップを獲得したのは園田プロ!東1局にハネ満をアガるとそのリードをキッチリ守り切りました。

本日の2試合もレベルが高く多くの見所がありました。これらをNAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:二階堂瑠美(EX風林火山)
南家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
西家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)

NAGAデータ

二階堂瑠美

鈴木たろう

岡田紗佳

多井隆晴

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:二階堂瑠美

瑠美プロは苦しい配牌からピンズのホンイツへ向かいました。そしてある程度形になったところ、対面から2枚目の南が出ましたがこれをスルー。この場面、NAGAはヒバカリ以外南ポンを推奨。

確かに南をポンしてしまうと安全牌がかなり減るので、あまりやりたくないということでしょう。ただドラの中が重なったりすれば一気に勝負手になりますし微妙なところです。

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