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Mリーグ2023-24 11月9日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・瑞原明奈プロ、鈴木優プロによるデイリーダブル!

2023年11月9日、Mリーグ2023-24・31日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・チーム雷電・セガサミーフェニックス・赤坂ドリブンズの4チームが対戦。

第1試合は瑞原プロの一人舞台。東場は平たい展開が続くが、南場に入ると親番の瑞原プロが5800ロン→6000オールツモ→4000オールツモと3局で一気に6万点超えのトップになります。瑞原プロはその後もアガりを決めて7万点超えのトップを獲得!前回試合のハコラスでのマイナスを1試合で取り戻しました。

第2試合、東場は渡辺プロと黒沢プロがアガってまずは一歩リード。とはいえさほど点差はつかないまま南場に入ります。南2局、ここまでラス目だった優プロがマンガンツモ!これで一気に点数を戻すと、次局も東城プロから7700をアガり、トップ目に浮上。

その次の渡辺プロの親番、今度は渡辺プロが連荘して再びトップ目に立ちますが、優プロが南3局1本場・南4局と連続でアガって再々逆転。1試合目の瑞原プロと合わせてパイレーツがデイリーダブル達成です。

デイリーダブルを決めて1位まで肉薄したパイレーツの2人の麻雀、その裏でまたもラスを引き、苦しいチーム状況となった東城プロらの麻雀…NAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
南家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
西家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
北家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)

NAGAデータ

瑞原明奈

瀬戸熊直樹

魚谷侑未

鈴木たろう

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:鈴木たろう

たろうプロはここで9pを切ってダマ。三色変化などを見たのかもしれませんが、ここからいい形に変化するパターンは少ないです。そのためかNAGAは全タイプリーチを強く推奨。

ヒバカリは8p切りを推奨していますが、それ以外のタイプは8p東のシャンポンリーチを推奨。打点のない手なので、1枚切れの東を狙いつつのリーチということでしょう。ここは素直に即リーチの方がよかったでしょうか。

その後、対面からリーチを受けて回っていたのですが、7m8pで再びテンパイ。そこに8mを引いてきてツモ切ったのですが…NAGAは全タイプで6m切りを推奨。

6mは現物、8mはスジ…といっても9mが4枚切れなので8mも大体安全牌です。どちらを切ってもテンパイの形ですから、アガりが拾いやすいように構えるべきでしょう。7mは他から出ませんが8mは出る可能性があります。8m8pのシャンポンに受け変えた方が若干得だと思います。


東2局:魚谷侑未

魚谷プロのこの手牌何を切るか?NAGAは4mと7sを打牌候補に挙げています。4mを切っておくとチートイツを残しつつ、7sが出た時にポンして喰いタンへの移行が残ります。一方7sを切るとリーチまでは一番手広いです。

どちらもありそうですが、一応NAGAは若干4m切り推奨。巡目もあって鳴き+チートイの狙いは偉いということでしょうか。ここは魚谷プロも4m切りを選択。バランス難しいところでしたが、良い一打だったと思います。

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