見出し画像

Mリーグ2023-24 3月25日 NAGA解析/EX風林火山・二階堂瑠美プロ、BEASTを突き放す大きなトップを獲得!

2024年3月25日、Mリーグ2023-24・105日目です。本日はKAODKAWAサクラナイツ・EX風林火山・U-NEXTパイレーツ・赤坂ドリブンズの4チームが対戦しました。

第1試合、MVPを狙ってサクラナイツからは岡田プロ、パイレーツからは鈴木優プロが出場。トップを取ればMVPに近づける一戦でしたが、ここはボーダー争いをしている風林火山・瑠美プロがトップを獲得。7位のBEASTを突き放す勝利となりました。

第2試合、サクラナイツは岡田プロが連闘。パイレーツも個人スコア4位の仲林プロが出場します。ラス前までは仲林プロがトップでしたが、南3局に松ヶ瀬プロが仲林プロからマンガンを直撃し、全員2万点台のオーラスへ。最後はたろうプロがマンガンをアガってトップを獲得。

結局、MVP争いをしていたサクラナイツ・パイレーツの選手はトップを取れず。風林火山は瑠美プロのトップで大きくボーダー争いをリードしました。本日の2試合もNAGAで振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
西家:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
北家:二階堂瑠美(EX風林火山)

NAGAデータ

岡田紗佳

鈴木優

渡辺太

二階堂瑠美

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:岡田紗佳

岡田プロは上家から出た6sをチーせず。一方NAGAは全タイプで6sチーを推奨しています。岡田プロの手はメンツ手のリャンシャンテン。2p4pとトイツ2組であり、そもそもがテンパイまでまだ厳しいところ。加えて、6-9sが今打たれた6sで4枚目とここも薄くなっています。

メンゼンで進めてもドラの2sは大体1枚しか使えず、リーチドラ1の可能性が高そう。それよりは6sチーから喰いタンへいって、ドラ2枚使えれば5800のテンパイ。打点もそこまで大差ないですし、速度的にも早いでしょう。ここは6sチーの方が良かったように思います。

ここから先は

4,294字 / 23画像
この記事のみ ¥ 130

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?