Mリーグ2023-24 9月22日 NAGA解析/BEAST・菅原千瑛プロ、初出場初トップ！

2023年9月22日、Mリーグ2023-24・4日目です。本日は第2試合でBEAST Japanextから新Mリーガー・菅原千瑛プロがMリーグへ初出場。菅原プロは初めての試合ながらも落ち着いた試合ぶりで、勢いのまま初トップを獲得！

ただ菅原プロの試合はBEASTの名の通り、なかなかスゴい手順もあり、このあたりをNAGAと共に振り返っていきたいと思います。

また第1試合では勝又プロが前回の試合のうっぷんを晴らす苛烈な責めで今期初トップを獲得。同席したBEASTの鈴木大介プロは前回の試合に引き続き、独特な手順も見られましたので併せて振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。

t-yoko@MリーグをNAGAで解析｜note

第1試合

出場者

東家：鈴木大介(BEAST Japanext)
南家：瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
西家：勝又健志(EX風林火山)
北家：本田朋広(チーム雷電)

NAGAデータ

鈴木大介

瑞原明奈

勝又健志

本田朋広

NAGA類似度とは？

NAGA類似度（以下、NAGA度と呼称）とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

東1局1本場：本田朋広

本田プロはここで６ｍをチーしてテンパイを取りました。しかしNAGAはスルーを強く推奨しています。仕掛けると2000点のテンパイ。7巡目に入ろうというまだ中盤の手前くらいのところでリャンメン2つのこの手を仕掛けてしまうのは打点的にかなり損だということでしょう。

本田プロは仕掛けも積極的に使うタイプの打ち手ですが、これはさすがに腰が浮いた仕掛けになってしまった印象です。

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東2局1本場：鈴木大介

鈴木大介プロはここで７ｓ切りを選択。現在の手牌で１－４ｍが入れば８９ｓを切ってリャンメン2つのイーシャンテンになりますから、NAGAの言うように８ｍ切りが第一感ではあります。

ただ８ｍを残しておくと７８９の三色変化などもあり悪くありません。だからNAGAも７ｓを第2候補に挙げています。この局はこの残した８ｍにくっつけて高目三色のリーチにたどり着きました。ここは鈴木大介プロらしい打点派の一打が上手く噛み合っていましたね。

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東3局：本田朋広

本田プロはピンズの一色手。上家から２ｐが切られたところでどうするか？本田プロは２ｐポンとしましたが、NAGAは際どいところで２ｐチーを選択しています。２ｐチーの方が１２２ｐの形が残り、そこでもう1メンツ作りやすいということでしょう。NAGA的にはそもそも仕掛けるか微妙なラインですが、チーの方が多少良いようですね。