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Mリーグ2023-24 4月29日 NAGA解析/EX風林火山・勝又健志プロ、二階堂瑠美プロでなんと本日もデイリーダブル!

2024年4月29日、Mリーグ2023-24・121日目です。本日はセミファイナル13日目。渋谷ABEMAS・KONAMI麻雀格闘倶楽部・EX風林火山・KADOKAWAサクラナイツの4チームが対戦しました。

試合開始時点で5位の渋谷ABEMAS、6位のKONAMI麻雀格闘倶楽部はトップがかなり必要な状況です。しかし、本日はまたも風林火山旋風が吹き荒れます。第1試合は渋川プロが勝又プロに差し込み、下位2チームを逆連対に沈めました。その結果、勝又プロはトップに浮上して終了しました。

第2試合、東1局から瑠美プロが親でハネ満、マンガンとアガって一気にリード。南場に入ってそのリードを減らしましたが、結局そのまま逃げ切ってトップを獲得。風林火山は本日も連勝となりました。

一方でABEMASとKONAMIは大きくポイントを減らし、ファイナル進出が相当厳しい状況に追い込まれました。本日の2試合もNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
南家:勝又健志(EX風林火山)
西家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

NAGAデータ

多井隆晴

勝又健志

渋川難波

伊達朱里紗

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東2局:勝又健志

勝又プロは2pをポンしてピンズのホンイツに向かうところ。ここでNAGAは全タイプ7s切りを推奨していますが、勝又プロは9s切り。通常は後々危険牌になりやすい7sから切るのがセオリー。

ただ9s→9s→7sと並べることで、喰いタンなどの可能性を残してピンズのホンイツへの警戒度を下げる…という狙いがあります。自身の手が高いからこその切り順による罠。さすが軍師・勝又プロといったところでしょうか。

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