【深夜に謎の生物に襲われた話し】

外で鴉が鳴いている深夜、なかなか寝付かれずにいた。
深夜の来訪者は今も変わらずAM1:20前後にやってくる。自動ドアの開閉の音の煩わしさは体調の改善とともに無くなっていた。

こんな深夜だというのに、住宅街の横丁をデカい声で話しながら通る若者を脳内で百叩きにしていたら、僅かにウトウトとしてきた。



再び目が覚めたのは5時過ぎ。辺りは明るい。
時計を確認するために手を動かしたら、左手に違和感を感じた。
前腕部に強烈な「痒み」を感じた。

恐ろしいことに、その痒みは並の蚊では無かった。
虫刺されくらいなら無視してそのまま寝てしまうのだが、我慢出来ない。
「コイツは普通の蚊なんかじゃない!」

我慢出来ずに起き出して、ムヒを塗りたくる。
慌ててはいけない。よく塗り込むのだ。
ムヒはこれまでも何度となく痒みを止めてくれた。

しかし、やはりノーマルタイプのMosquito Biteではないようだ。
歴戦の勇者のムヒが効かぬ。効かぬのだ…😭

我慢の限界が訪れた。
明けきらない早朝に、僕はひとけのないリビングで自らの腕を掻きむしったのであった…。

🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

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