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『定番』が目指した理想の到達点 コロコロ®︎のフラッグシップモデルが半端なかった話

掃除用品の中では、一番コロコロが好きだ。

普段掃除をするときはもちろんだけど、無心になりたいときにはついついカーペットクリーナーことコロコロに手が伸びてしまう。
パッと見て見えない髪の毛やホコリをコロコロしながら浮き立たせていく行為は、昔から無性に好きでたまらない。

ゴミの取れ高が見える化されているというのもまた魅力であるようにも思う。これだけきれいにできたんだぞ!と謎の満足感にひたらせてくれる。

さらには私自身、ソファや椅子でくつろぐよりも、地べたでゴロゴロしている方が好きなジベタリアンであることもきっと影響しているのだろう。
ホットカーペットとこたつでくつろぐ冬は何物にも代えがたい。

そんなコロコロの元祖、ニトムズさんから『フラッグシップなコロコロ』が出ると知ったからにはじっとしてはいられない。
すぐにニトムズさんに連絡をとり、フラッグシップなコロコロのサンプルを見せていただきながら、込められたこだわりや想いをきかせていただいた。

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今回はそんなフラッグシップなコロコロ『COLOCOLO5656(コロコロ・ゴーロクゴーロク)』をご紹介したい。

「お掃除道具をこえたい」という夢の体現のために

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初代の誕生から既に38年が経つという「コロコロ」
このコロコロというのもそもそもニトムズさんが商標をとられていて、元祖コロコロメーカーとしての矜持を持たれている。

そんな生活に欠かせない「お掃除道具」であるコロコロを、これからの100年のためにも更に違った存在にしていきたいという野望が詰まっているのが「COLOCOLO5656(コロコロ・ゴーロクゴーロク)」だ。

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自立するケースというのは、様々なブランドから出されていてもはや一般的なものとなっているけれど、このコロコロの形状はシンプルでいて柔らかなカーブを描いている。

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ほぼほぼ正面から見るとこんな感じ。
この柔らかなカーブがなんとも言えず触りたくなるような親しみを感じさせてくれている。また、照明の当たり具合に対しても影が生まれて、立体的な印象も感じられる。

デザインされたのプロダクトデザイナーである柴田文江さん。
オムロンさんから出ていた電子体温計や、私の古巣でもある無印良品の「人をダメにするソファ」こと体にフィットするソファなど、様々なプロダクトをデザインされてきている方だ。

ニトムズさんはこのフラッグシップなコロコロを「ずっと一緒にいたいとあなたに思ってもらいたい」という願いから作られたそうで、親しみを覚え、かつ美しい曲線はまさにその夢を体現するために必要だったのだろうと感じる。

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実は、ケースは実は縦置きにも対応。
それでいてバランスが崩れないようにしっかりと調整されて作られている。
さっと手を伸ばして使いやすい生活の相棒としての役割を意識しながら、美しさと機能性をすんなりと同居されている。
また、日々近くで過ごすものだから抗菌剤も配合した素材を使い、衛生面にもこだわりを持っている。

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また、立ったままでもコロコロできるLサイズも、取っ手のガタツキやバランスを崩してしまわないように延長ポール方式はやめて完全一体型で作られているあたりにもニトムズさんのこだわりが感じられる。
長く使い続けてほしいものだからこそ、強度に関しても徹底した見直しが行われていて、シャフトの金属部分とのジョイントに新技術を搭載してがたつきをなくし、従来よりも強度を1.5倍アップしているとのことで、ケース自体も落としても壊れにくい工夫を行っているそうだ。
Lサイズの存在は腰をかがめなくてすむので、腰をいためやすい私にとっても嬉しい洗濯しであり、かつ後述する「フローリング兼用タイプ」のコロコロとの相性も抜群となっている。

そしてテープへのこだわりがえげつない

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さてコロコロのハード面をまず説明させていただいたけれど、何より「フラッグシップ感」を感じられるのは「リフィル」だとも言える。

カーペットや布製品に特化した赤い「超強力」と、カーペットだけでなくフローリングや畳にも対応した緑の「どっちも用」
どちらもコロコロってこんなに工夫の余地があったのかとびっくりするクオリティに仕上がっていた。

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まず赤の超強力の表面を見てほしい。
赤い印刷されたドットに目が行きがちだけど、その上に薄っすらと丸い形をした透明の円が見えてくると思う。
この丸く浮き上がった糊面によって得られたでこぼこによって表面積をアップさせている。
そして更に注目してほしいのだけど、丸い糊面以外のところも斜線上に凸凹しているのがおわかりになるだろうか。
このできる限り表面積を増やしている構造によって、カーペットの中のゴミを逃さずキャッチしてくれるのだ。

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一方「どっちも用」のタイプがただ粘着力が弱い感じなのかと思ったらそれも大きな間違いだった。
目で見てわかる青色の直線が等間隔にならんでいるけれど、これも実は糊面。
そして、この弱い糊面の奥にある平面部分はしっかり強粘着なのだ。
この工夫に寄って、フローリングに接する部分は粘着が弱めのためコロコロしやすいけれど、フローリングの上に落ちているゴミは強粘着部分の糊がしっかりキャッチしてくれるのだ。

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そして何より手にするものを魅了してやまないのがこのキリトリ部分

茶色の線がわかりやすくキリトリ部分を表しているのだけど、キリトリのスムーズさが半端ない。
上の写真をよくみてもらうと、切り取られた側に一定間隔で出っ張りが見えると思う。
この出っ張り部分は茶色い線の側としっかりつながっているのだけど、それ以外の部分はほとんど抵抗すら感じずにするりと切れていく。
お菓子の箱などでミシン目をカットする以上の上質な感触で、使用済みの部分を切って捨てられる感覚はまさにフラッグシップ

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糊面やキリトリなどの工夫はこれまでにもニトムズさんの商品の中で培われてきたものだけど、今回のリフィルはグラフィックの表現までシンプルかつかっこよい。
その使い心地はぜひ一度その手で確かめてもらいたいと思う。

お掃除が愛されるものに変わる第一歩に

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このコロコロの話をしようとすればまだまだいろんな要素がある。

環境負荷が少ない再生材を採用していたり、リフィルの芯に使われる巻芯がゴミにならないように芯をなくして、さらに1.5倍使える長さにしてめんどくさい取替回数を減らしていたり、プラ材を使わないパッケージはグラフィックデザイナー佐藤卓さんのデザインでギフトとしても使えるクオリティに仕上がっていたり、材料はすべて日本製だったり…

でも、なによりニトムズさんが、デザイナーさんが込めた熱量を感じるコロコロであることが、使えば使うほど感じられて、触れているだけで嬉しくなったことがなによりこのコロコロのよさを表しているように思う。

ぜひぜひ気になった方は、お試し頂ければと思います。

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