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また美味しいご飯を食べに行く未来のために。【テイクアウトOKを伝える看板】を販売します

「うちもカフェを当分閉めることにしたんよ」

仲の良い宝塚の老舗カフェ「百合珈琲さん」がそう言い出した時には本当にショックだった。
地元の憩いの場であったカフェは、平日は主婦の楽園になり、予約しないと入れないお店として賑わっていた。

そんなお店だからこそ、新型コロナウイルスへの対応は早く、緊急事態宣言の前にはカフェの休業を決意された。
自家焙煎のコーヒー豆の販売と、テイクアウトメニューの販売を行いはじめた。

ただ、テイクアウトをやっていることを伝えることは意外と難しい。
手書きの看板やロードサイト店でよく見かける「のぼり」は目立つけれども、これまで育ててきたお店の雰囲気とマッチしない。
そもそもお店の外はあまり人が歩いていないのだから、『目立つ』というよりは、インスタグラム等のSNSで発信する際に映えるようなものが欲しい。

百合珈琲さん以外の飲食店からも数店舗から相談を受けて、デザイナーの細川夏樹さんにデザインをお願いして、私なりにオススメできる看板が完成した。

今回は、個人の文具屋にすぎない私が飲食店の皆さんのために提供できる『白い三角コーンで作ったTAKE OUT OK看板』の話をさせて頂ければと思う。

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三角コーンで作る看板の特徴

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三角コーンは誰もが目にしたことがある道具だ。
まちを歩けばいくらでも立っているし、目新しいものではない。

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工事でも大量に必要されることもあって、値段も高くない。
悪天候でも使用されるために耐候性も備えているし、風で飛んでいかないように重石と組み合わせる手法が確立している。

ドケットストアでは、ホームセンターでも販売されている三角コーン用の看板パーツに、カッティングしたステッカーを貼り付けることで看板として販売してきた。

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はじめはデザイン性も低く、自分用に作り始めた三角コーン看板だけど、知り合いを中心に求める声が増えてきた。

公共の場でも美しく節度を持って置ける「サイン」を目指し、共感していただいたデザイナーの細川夏樹さんに無理を言ってお願いし、現在ではうちのお店の数少ないオリジナルアイテムになっている。

文具屋のオリジナルアイテムが三角コーン看板というのは「ん?」となると思うけれど、無印良品に印を貼りたくて『ラベリング』をテーマにお店を始めた私にとっては「うちらしい商品」に仕上がっているように感じている。

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TAKEOUT OKを白い三角コーン看板で伝えるということ

三角コーンで作られたこの看板は、TAKEOUT OKであることを伝えるためにいくつか優れているところがある。

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まずは『屋外で使える』ということ。
三角コーンも看板パーツも屋外を想定して作られたものだし、貼り付けているステッカーもショーウィンドウなどで使われているものを使っている。
もちろん屋内のほうが寿命は長くなるけれど、雨が降ったからと言ってしまう必要もないし、黒板のようにインクが流れて汚くなってしまう心配もない。

テイクアウトやってますか?という問い合わせの回数も減少するだろうし、屋外でずっと立っているのも大変であることを考えれば、お店の入口に置きっぱなしにしておけるこの看板はなかなかに役に立つ。

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更にこの看板の特徴として、『SNSで投稿されやすい』という特性がある。
三角コーンを使っているというのが面白いのか、イベントに貸し出したりすると、高確率でこの看板と一緒にお客さんが写真を撮ってくれるケースを見てきた。
テイクアウトをやっていることを伝えるために必要なのは情報の拡散だ。
仲の良いお客さんにTAKEOUTをやっていることを拡散してもらう上で、この看板と一緒に写真を撮ってもらうのもいいだろう。

実際に、置いていただいているカフェではテイクアウトをやっていることの告知に役立てて頂いている。

そして最後に『コスパの高さ』。

現在、ロゴなどを入れないレギュラータイプを5,000円(税抜)
ロゴやマークを入れるセミオーダータイプを8,000円(税抜)で販売させていただいている。
これは新型コロナウイルスの緊急事態宣言が続いている間は、定価から5,000円値引きさせて頂くことで実現している価格だ。

とはいっても、三角コーンや看板パーツのコストを減らせない。

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実はこの看板に使われているような切り文字タイプのステッカーは、切れ目をいれるところまでは機械でできるのだけど、そこから先が手作業だ。
ステッカーの素材自体は大した金額ではないけれど、切れ目を入れる機械の費用や消耗品、そして何より『人件費』がカッティングタイプのステッカーを作る上では大きくかかる。

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ただ、この人件費については、私がある程度我慢すれば抑えられる。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が続いている間は、正直薄利多売でほとんど利益は残らないけれどこの価格で提供させてもらえればと思う。
それはレベニューシェアという形でデザインに協力頂いている細川さんも同様でお願いをさせていただいている。

今、いくらうちのお店が儲かったとしても、美味しいごはんを食べられるお店が残らなければなんの意味もない。

コロナ収束後に美味しいごはんを食べに行かせて頂くことが、自分にとって何よりの報酬になると考えている。
その時に、とびっきり美味しいご飯を食べさせてくれたら嬉しいし、そういう未来に対して少しでもうちのお店も投げかけたい。

今回のこの看板は、関西の美味しいお店を紹介して来られた雑誌「Meets」や「SAVVY」を運営するLマガジンさんでも取り上げて頂いた。
本当にありがたい。

それでもさすがに、関西以外の飲食店の皆さんにこの看板のことが届くかどうかはまだまだ難しいと考えている。

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ぜひ、知り合いの飲食店さんでテイクアウトOKの看板について悩んでいる人がいたら、この看板のことを伝えてほしい。
私にはこの新型コロナウイルスに対して、できることは大したことはない。
けれど、1つ1つステッカーを手作業で作り上げて、この看板を届けさせてもらう。

もし、知り合いの飲食店にこの看板を贈りたい人がいればもちろん対応させてもらうし、商店街などで統一感を持って揃える場合には、送料や価格についてももう少しご相談させていただきます。

ぜひ皆さんの力をお借りできれば幸いです。

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