３WAYバッグの理想形 BLACKEMBER FORGEを11ヶ月紹介しなかったワケ
「連絡をもらえて嬉しいよ！ 日本の代理店に取り扱いOKと伝えとくね！」
そんな陽気なメールがアメリカのサンフランシスコから届いた時、思わずガッツポーズをした。
メールをくれたのはBLACK EMBERというブランド。
オリジナルでリュックを作ろうと目論んで時にみつけたブランドで、「Nike」「The North Face」でグローバルクリエイティブディレクターをしていた方を筆頭に、とんでもなく私の心をくすぐる鞄を数多くリリースしているメーカーだ。
そのブランドの中でも、これはほしい！と思ったリュックがあって、自分で作るとかそんな考えは吹っ飛んでしまった。
日本の代理店さんに問い合わせしていたものの、本国の許可が出ないと取り扱いは出来ないと言われ、googleさんで翻訳したラブコールを直接行い、ようやく取り扱いが決まったその瞬間の喜びは、今でも思い出せる。
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・・
・・・そう。「思い出せる」
いま改めてメールのやりとりを検索して呼び出したら2021年の7月18日となっていた。
そんなに好きになったリュックのnoteを書かなかったのにはもちろん理由がある。
生産をしている海外の工場がある地域が新型コロナウイルスの影響をモロに受け、ロックダウン。待てど暮らせど一向に在庫が届かず、初回の入荷も自分の分と数個のみ。
ようやく今になって、販売できる程度に在庫が届いたのである。
でもそのおかげで、半年以上憧れのリュックを使い込んだ上で今回のnoteは書くことができる。
今回はそんな私にとっての神リュック「FORGE（フォージ）」の話をさせてほしい。
２０→３０リットルへ。日常から出張まで対応できる変幻自在な収納力
そもそも何故、こんなにこのリュックに心が惹かれたかといえば、やはり容量を自由に変更できるという部分に尽きる。
お気に入りの鞄だから毎日使いたい。
だけれど、旅先に持っていくには容量が物足りない…
だからといって主力の鞄が大きいと、日常の取り回しがしんどい。
そんな欲張りな私を、FORGEは優しく許してくれる。
先日の５泊６日に及んだ東京出張の際にもこの通り。
旅先での現地調達も併用しながらだけど、最大３０リットル収められる容量は伊達じゃない。
とはいっても、日常使いの際には20リットル収納モードにすることで、取り回しも十分行えるようになってくれる。
収納量の変更は、写真のようにジッパーを引っ張ることで行うことができる（写真のジッパーの持ち手は現行の仕様と違い、もう少し簡素なものがついています）
そうすると、カバン自体にもマチが生まれて、収納容量を手軽にアップしたり、もとに戻したりすることができる。
収納容量をアップすることで、すこし膨らんだ状態になったFORGEを、しっかりと縛ってくれる専用オプションバンドもあるので、必要だと思う人はこのアイテムも併用しながら使ってもらうと、より出張などでも活躍してくれる。
いつもの鞄と出張時の鞄を変更すると、ついつい必要な道具を移し替えるのを忘れてしまうような私にとっては、この機能こそFORGEを選んだ理由と言っても過言ではなかったりする。
３WAYバッグに詰まっていてほしい機能が詰まっている
もちろんFORGEの魅力はそれだけじゃない。
とにかくこういった３WAYバッグに期待したい様々な機能が詰まっているのだ。
例えばスーツケースと併用してFORGEを持っていきたい時にも、スーツケースの持ち手を通して固定できるバンドがしっかりと用意されている。
また、こんなふうにブリーフバッグのように持ち歩いたり、
ショルダーバックとして肩にさげて持ち運ぶこともできる。
ただ、肩がけの紐も、ブリーフバッグとして使う際の小さな持ち手までも不要な場合は簡単に取り外せるところもすごく便利だ。
もちろんその逆も然りで、ブリーフバッグとして使用する際に邪魔になる、リュックとしての肩がけ部分も、マジックテープで開けるスペースに収めてしまうことができる。
リュックの内部のポケットもこの様にネットと仕切りが細かく設けられていて、縦で使う際にも横で使った際にも、更にはその交互の使い分けの中でも中のものが飛び出してごちゃごちゃにならない配慮がしっかりとされている。
このように、よくある２WAY、３WAYバッグだと適当になりがちな部分もしっかり手を施してあるので、その機構もとても魅力的だ。
防水、マグネットバックル、カスタマイズ性をこれでもかと盛り込んだアクセサリーたち
さてこのFORGEというバッグは、これまでに紹介したポイント以外にも話し出すときりがないぐらいに小さなこだわりが敷き詰められている。
750デニール3層防水コーデュラナイロンと、YKKのアクアガードジッパーが採用されていることで、私の毎日の３０分バイク通勤でも中身が濡れたことはこれまで使っている中でも全然なかった。
たくさん荷物を背負った際にも、肩がけ紐に搭載された2層のEVAフォームが肩への不可を軽減してくれるし、背中が触れているバックパネルにも熱がこもらないように通気性が保たれており、快適に使うことができる。
ノートパソコンを入れるスペースの留め金も私の大好きなマグネットバックルが採用されていて、すっと近づけるだけでしっかりと留まってホールドしてくれる。
また、リュックの肩紐通しを繋いで肩への負担を分散してくれるチェストストラップにもマグネット式のパーツを使用する徹底ぶり。
ただ、これは結構細めのバンドで構成されていることもあって、簡単に位置調整や取り外しもできるため、私自身はオリジナルで作った太めのバンドのチェストストラップを装着することでさらなる安定感をもたせて使っている。
３WAYバッグの一つの完成形
一年分の思いを込めたnoteなのでちょっと分量重めだったかと思いますが、そんなこんなでようやくFORGEはうちのお店にも少し入荷し始めました。
紹介したのに在庫がないのは申し訳ない！と思って、温め続けることほぼ一年。
ようやく皆さんに大手を振っておすすめできて嬉しく思います。
ぜひ気になる方はこの機会にうちのネットストアを覗いていただければと思います。
そして、この3WAYでタフで雨の日も日常も、そして旅や出張でもFORGEを使い倒していただければ嬉しく思います！
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