ものぐさ個人事業主が、「レシートを入れていいお財布」を作っちゃった話
「手が一本足りない……」
そんな身もふたもないことを考えたのは、ホームセンターで仕事に必要なものを買い足しているときだった。
必要なものをカゴに詰めて、レジで鞄から財布を出してお金を払い、商品とお釣りを受け取って、領収書を専用のケースに入れよう……としたところで手の数が足りなくなった。
領収書を財布に入れているとお金が貯まらないなんて誰かに言われた言葉が頭に残っていたこともあって、財布とは別に領収書専用の入れ物を使い始めた頃の体験なのだけど、そもそもレジでそんなに色々鞄から出す余裕がない。
それならばそもそも、「レシートを入れてもいいお財布」があったらいいのに……と思いながら過ごしてきた。
しかしどんな想いも願えば叶うもの。
ないなら自分でつくろうということで、一つのお財布をオリジナルで作ることにした。今日はそんな新しいアイテムのお話をしたい。
たった2つ残った試作品
オリジナルだなんて偉そうに話しておいてなんだけど、この「レシートを入れていい財布」には明確な元ネタがある。
それは、お店のオープン当初からお取引をさせていただいている文具メーカー「LACONIC」さんから、3年前にノベルティとしていただいた試作品のポーチだ。
しかも2つも頂いていたため、片方は知り合いのカフェのオーナーにお譲りして、なんとなく「事業用のお金を管理する財布」として使い始めたのだった。
それまでは上のリンク先のようなメッシュタイプの透明なケースに、紙幣や通帳、カードをまとめて放り込んでいた。
しかしながら中身は透けてしまうし、コンビニやホームセンター以外にもちょっとしたショッピングモールで必要なものを買い足すときにもレジで使っていた。
ただ、これがなんとなくひっかかる。
中に入っているものは透けて見られてしまうし、お財布としてはちょっと事務用品過ぎて、もう少しかっこよくて外から見られないようなものがないかなーといつも思っていた。
その点このいただきもののポーチはよくできていた。
見た目としても、黒い合皮と金色のチャックも昔ながらの築地の集金袋のようなカラーリングでいてオシャレさもある。
さらに、フラットで鞄にもスルッと収まるのに、1.5cm程度の厚みはある。
このサイズ感がすごく良くて、普段の荷物の中に加えていてもストレスがない。
それでいて、紙幣や通帳、クレジットカードや銀行のカードなんかもどんどん放り込んでも大丈夫なだけの収納力がある。
そしてもちろん、レシートも入る。長いものだと折らないといけないけれど、ちょっとした買い出しのレシートならそのまま折らずに放り込んでおくことができる。そうやって使いはじめて、私自身3年間使い続けている。
そして、驚きだったのが同じ試作品を譲ったカフェのオーナーも全く同じ使い方で愛用していたことだ。
なんの打ち合わせも相談もなく、この素材、形を手にした時、業務用の「財布」としてちょうどいい機能性を感じ取って使っていたのである。
そんなわけで、たまたま私の手元にやってきたこのポーチを、うちのオリジナルアイテムとしてLACONICさんの協力のもとで、商品化することにした。
中に仕切りを付けてカードを入れたり……といった工夫を追加するのかはもちろん悩んだのだけど、あえて中には仕切りもポケットもなし。
ガンガン必要なものを放り込んでもらって乱暴に使ってもらうぐらいが気持ちいいしお値段もお安くできるので、そう決断させていただいた。
名前は「ポルタフォリオ」という名前にした。
ポルタフォリオ(Portafoglio)は、ポートフォリオの語源となっているイタリア語で「札入れの財布」を意味している。Portaは「運ぶ」「保つ」という意味を持ち、Foglioは「紙」「紙幣」をあらわしている。
もちろん紙幣や通帳をいれてもらっていいし、レシートや領収書という「紙」を入れてもらってもいい。
レシートを財布に入れてはいけないかもしれないけど、この財布にはレシートをガンガン入れてもらっていいのである。
もちろん会社や個人事業主の経費を、プライベートの財布と分けて管理するのにはもちろん、家計を管理する上でもお金を物理的に分けておくのにポルタフォリオはお役に立てると思う。
現在、ポルタフォリオはクラウドファンディングをCAMPFIREで開催中。
今ならお得な価格でご購入いただけるので、ぜひ下のリンクでご覧頂ければと思う。
そして、ぜひこの絶妙な使い心地をたくさんの人に味わって頂ければ嬉しく思う。
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