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人生の舵を取り戻すために。 文具屋が厳選した『4つのスケジュール帳』の話

はじめにあなたに伝えておきたい。
私は思うようにスケジュール帳が扱えないタイプの人間だ。

ついつい大事な予定を忘れてしまったり、打ち合わせ日時を間違えたりしては、人に迷惑をかけてきた。
スマホやパソコンでgoogleカレンダーを使えるようになってから幾分マシにはなったけれど、勤務中にそれらを取り出せないお仕事をしていたものだから本当に辛かった。

なんとかして紙の手帳でスケジュールを管理できないものであろうか。

最新の手帳が出ると聞けば東急ハンズやロフトに走り、使ってみては挫折を繰り返す日々。

ああ。
自分にはこんな社会人として最低限のこともできないのかと、大いに悩んできた。

それでも30人以上スタッフのいる、お店の店長をやるために「できない」とは言ってられない。

無印良品のTODOリストと3色ボールペンを組み合わせたタスク管理をやったり。
カンバン方式をとりいれてポストイットをホワイトボードに貼ってみたり
朝礼や終礼の時間をアップルウォッチの無音タイマーにセットしたり。

自分なりの方法を試行錯誤しながら、なんとかやってきた。

そんな私なので、ふつうのスケジュール帳をお店に置く気はさらさらない
むしろ置かないという選択肢も選ぼうか悩んだ。

それでも、ラコニックさんの手帳だけは毎年仕入れてしまう。
その工夫。
デザインの美しさ。
スマホでのスケジュール管理が当たり前な今の時代にも果敢にチャレンジする姿勢には、つい頭が下がる。

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新型コロナウイルスによるリモートワークの増加のせいか、お店にはスケジュール帳の問い合わせが増えてきた
おそらく理由は2つ考えられる。

1つ目の理由は、新型コロナウイルスによるリモートワークがはじまって、会社に言われる形ではなく、自分の手でスケジュールを管理する必要がでてきたこと。
2つ目は、大きなショッピングモールが軒並み休業しており、スケジュールを買おうにも、いつも買うお店でスケジュール帳を気軽に購入できないこと。

うちのお店では例年9月始まりと1月始まりの手帳しか扱っていない。
しかし、スケジュール帳を求めている人々のことを考え、いつもお世話になっているラコニックさんにご相談し、急遽「2020年3月始まり〜2021年3月終わりのスケジュール帳を取り扱わせていただくことになった。

扱うスケジュール帳は4種類。
もちろん、それぞれ自信を持っておすすめできるクセモノ揃い。

2020年のスケジュールはこの先もまだまだ読めない。
そんな状況下でもあなたを助け、相棒になってくれるようなスケジュール帳ばかりだ。

その4種類をこれからご説明させていただきたい。
全部で6000字にも及ぶnoteに成ってしまったので、お急ぎの方は面白そうなところだけでもつまみ食いして頂ければと思う。
また、スケジュール帳を既にお持ちの方にも、ラコニックさんのスケジュール帳への挑戦は楽しんでもらえると思うので、ぜひ読んで頂ければ嬉しい。

小ぶりでPCとも相性の良い、スティックタイプのスケジュール帳

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A5C スティックダイアリーはその名の通り、棒のような独特な形をしたスケジュール帳である。
サイズはA5サイズのノートを切り落としたような大きさになっている。

なんでもスマホで代用できるようになった今、我々の手荷物はどんどん少なくなっている。
それに合わせるかのように小さくなったこのスケジュール帳は見た目の可愛らしさだけでなく、現代に即した使い方がきちんと考えられている。

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例えばノートパソコンを使う時。
ノートの大きさのスケジュール帳は、横に並べておく等の一手間をかけないと、キーボード操作などがやりにくくなる。
そんな時、このスティックタイプのスケジュールなら、邪魔にならずに視界に入れながらPC作業が両立できる。

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PCやスマホでスケジュールやタスク管理ができることを考えて、記入欄も思い切った作りになっている。
たくさん書き込むタイプの人にはもちろん向いていないだろう。

しかし、パソコンには仕事のスケジュールを入れて、プライベートのスケジュールだけはスティックタイプのスケジュールに記入するとか。
またはミーティングなど特定のタスクだけをパソコンと見比べながら書き込んで、常に電池切れを気にせず持ち歩くとか。
使い方はあなたの想像力によって広がっていく。

ページ下の端には切り取り用のミシン目が付いているので、今日のページを見つけるのにも便利。

スケジュール帳だからといって全てを紙で管理する必要はない。
得意なところはパソコンなり、スマホなりに頼って、お互いの得意なところを担当しあっていけばいい。
ラコニックさんの、そんな柔軟な姿勢には本当に驚かされる。

予定が少なく、携帯性を重視する人。
パソコンやスマホでのスケジュール管理を既にしていて、その補助的なスケジュール帳を求めている人。
このスティックタイプのスケジュール帳は、そんな人におすすめできる。

今回、ドケットストアで取り扱うのは2タイプ。

スポンジ塩ビを使いながらも、まるで革のような風合いをもっているA5C STICK DIARY LFM10-160は、表紙の角に金属もあしらっている。
グレータイプはスエード調の仕上がりになっていて、ずっと触っていたくなる手触りをしていて、紹介用の写真を撮っている間にやってきたお客様にそのまま買われていってしまった。

もうひとつのモデル、A5C STICK DIARY LFM09-140はPVC(塩ビ)素材でスマートに表紙を仕上げたタイプだ。
ネオンカラーはその中でも異彩を放っていて、手にするたびに視覚に刺激を与えてくれる。

【専用定規搭載】のガントチャートなスケジュール帳

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A5 ガントチャートマンスリーはその名の通り、「ガントチャート」と呼ばれる工程表を日常に取り込むことを考えて作られたスケジュール帳だ。
イベントの準備など、長期間に渡って作業をすすめたり、この作業の次になんの作業が待っているのか・・・とか。
ガントチャートは仕事の全体を把握したい時に便利で、建築などの工程管理に使われる他、幅広い仕事で今は使用されている。

チームのリーダーなど、複数の人と一緒に働いている人にとっては、リモートワークで頻繁に顔を見て声がけもできない今、誰がどの仕事をしているのかをこれまで以上に把握しておかなければいけない状態になっていると思う。
もし、あなたがそういった立場であれば特に興味を持ってもらえるのではないだろうかと思う。

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上半分のレイアウトがガントチャートに対応していて、日付に合わせたマス目が美しく配置されている。
記入例の様に、ガントチャートを作ってもいいし、折れ線グラフを書くのに使ってもいい。
下半分のレイアウトは方眼ノートのように自由に使えるスペースになっているので、適当にメモをしてもいいし日付と連動した情報を書き込んでもいい。

私もはじめはガントチャートを書かなきゃ!と意気込んでいたけれど、個人事業主にとって、そんなにチャートをひかなきゃいけないことばかりが仕事で発生するわけでもない。
なので、この記入例を見てからは右肩上がりの体重を折れ線グラフで記入している。

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更には標準で装備されているこの定規。
センチ表記と共に「日付」が目盛りになっているので、ガントチャートを記入する時にも何日分の線を引いているのかをいちいち数えなくていい。

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更にスケジュールのカバーには定規専用のポケットまで付属していることを声を大にして言いたい。
ここまでこだわって持ち運び方まで考えてくれているスケジュール帳はなかなかお目にかかれない。
名刺やクレジットカードも入れられるポケットが付いているので、便利に使用することができる。

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前半のページにはあまりお目にかからない4ヶ月見開きのマンスリースケジュールが配置されている。

ここは百貨店などでイベントを管理している方にとても喜ばれたことがある。
1ヶ月の見開きマンスリーより書き込むスペースは狭いものの、前後の月の予定などをひと目で確認できる。

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そしてスケジュールのカバー。
先ほど紹介した定規用のポケットなども搭載しながらも、分厚くならずにとてもスッキリとした印象を与えてくれる。
丈夫にできているので、中のスケジュール本体や名刺などが折れてしまう心配もない。
この見た目だけで購入する人もとても多く、うちのお店でも真っ先に完売してしまうのはこのガントチャートマンスリーだったりする。

仲間の仕事を把握しながらマネジメントを行わなければならない人。
月をまたいだイベントやスケジュールを把握する必要がある人。
そして、単純にカバーや定規のかっこよさにひかれる人にもぜひ試してほしいスケジュール帳だ。

A5 GANTT CHART MONTHLY LGMM05-230はブラックとホワイトの2色展開で販売している。

クリップボードと融合したカレンダー×メモ帳

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A5 フィールドパッドは、厳密にはスケジュール帳とは呼べないのかもしれない。

けれど、このアイテムだけは外せない。
A5サイズのメモパッドは、ロディアでもNo. 16が対応しているし、AMAZONでもライティングパッドという商品をジュニアサイズで出しているのでいつでも手に入る。
なんなら、A5サイズのコピー用紙を数十枚まとめて挟んでおくのもいいだろう。

そして、左サイドにはマンスリースケジュールが1年分入っている。
普段からクリップボードでコピー用紙にメモをしたりしている人にとっては、身近にあるクリップボードがスケジュール帳にできるというだけでメリットになる。

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そして何より、見た目がかっこいい。
一番左のネイビータイプは長年人気のロングセラーモデルで、落ち着きがあるし。
真ん中と右の2種類は合皮製の赤いペンホルダーがよいアクセントになっていて、スポーティな印象ながらもビジネスでも問題なく使えるデザインだ。

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ちなみにペンホルダーはかなりゆったりしているので、3色ボールペンなどの太めなペンもしっかり取り付けできる。
A5サイズという大きさ自体、カバンに入れてもかさばらないし、カバーがメモパッドとスケジュールをしっかり守ってくれるので安心できる。

新型コロナウイルスの影響を受けて、仕事の予定は日々揺れ動いている。
これくらいシンプルなスケジュール帳を持ち、頭の中をどんどんメモパッドに書き出しては整理して、マンスリーにフリクションペンのような消せるペンで落とし込んでいくような、アイデア出しに最も適しているスケジュール帳だと思う。

立ち仕事や屋外にいることが多いお仕事の人。
紙の方がパソコンやスマホよりアイデアを出しやすい人には、ガンガン持ち歩いて使ってみてほしい。

A5 FIELD PAD LUM11-240は黒と白の2色展開。
前述の通り、赤い合皮のペンホルダーがアクセントになっていてとてもかっこいい。

A5 FIELD PAD LUM10-220はネイビーの1色のみ。
定番として販売され続けている信頼のモデルになっている。

たっぷりなメモスペースが自慢のダブルリングスケジュール

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最後にご紹介するのがA5 リングマンスリー。

ビニールペーパーを採用した落ち着きある表紙とダブルリング、そしてゴムバンドが付属したスタンダードなスケジュール帳だ。

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マンスリースケジュールのレイアウトは、1日1日の書き込みスペースを広くとっているにも関わらず、美しいデザインが両立されている。

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そして、このリングマンスリーのシンプルに推せるポイントは120ページに及ぶメモスペースだったりする。
全体で160ページなので4分の3はメモのために用意されている。
これがシンプルに使いやすい。
スケジュール帳は日々持ち歩くため、一番メモするのに便利な紙だったりするのだけど、メモが数ページしかないがために遠慮して書けなくて「うーん」と唸ってしまうことが私にはよくあった。

その点、このスケジュール帳は安心だ。
スケジュール帳に書いているイベントに関する情報などをガシガシ書き込んでいけるので、変に工夫されたスケジュール帳よりもわかりやすく使いこなせる。
ページの上下左右には、中心に濃い目の点がうたれているので、線を引いて分割して使用するのも楽になる配慮がされている。

さきほど紹介したフィールドパッドとの違いは、メモが使い捨てではないことだ。
フィールドパッドはガンガン使って、頭を整理する使い方が向いているけれど、こちらのスケジュール帳の場合はあとから読みたい内容を見返す使い方に合っている。
もちろん、メモをふだんそんなに取らない人であれば、1年間を十分このスケジュール帳でまかなうこともできると思う。

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個人的に好きなポイントは表紙を開いてすぐの黄色いクリア素材のページ。
これがなにかの機能を持っているというわけでもないのだけど、色合いのかっこよさに役に立たないとかどうでも良くなる。
気分を上げてくれるという時点で十分存在価値があると私は思ってる。

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最終ページには名刺やレシートを一時保管できるクリアポケットも搭載されている。
あまり容量はないけれど、ポケットの切れ込み具合もかっこいいので、デザイナーさんにもらったこだわりの招待状とかを挟んでニヤニヤしてしまう。

最もクセの少ないこのマンスリースケジュール帳は、幅広い人に使ってもらえるスケジュール帳だと思う。
マンスリースケジュールにたくさん予定を書き込みたい人。
日頃からメモをたくさん書いて、それを手元に残しておきたいと思っている人には使ってみてほしい。

ドケットストアではシルバー、グリーン、ネイビーの3色をご用意しています。

2020年をスケジュール帳と歩むということ

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スマホやノートパソコンは便利だ。
一度入力しておけば、予定もメモもしっかり残る。
だから、予定を全てシステム手帳で管理しよう!という需要は、昔ほどなくなってきているのは間違いないだろう。

世の流れに対して、「紙のスケジュール帳にしかできないこと」を突き詰めた進化を目指すことも1つの選択肢だと思う。

ただ、ラコニックさんのスケジュール帳は、柔軟にその流れを一度受け止めている。
その上で、パソコンやスマホとどう共存しながら、生活に足りないところを補っていくかという視線が、どの商品からも感じられるように思う。

ラコニックさんのスケジュール帳を使いながら気づいたのは、「スケジュール帳は100%使いこなそう」という強迫観念から自由になった方が、生き生き仕事がすすむということ。
持ってるだけで嬉しくなるデザインであるとか、パソコンやスマホを補える使い方ができれば十分なのだと思う。

2020年はオリンピックをはじめ、様々な予定やイベントが吹き飛んでしまった。
日々、刻々と変わっていく環境に振り回される中で、限られた手札の中では有るけれど、自分自身の行動ぐらいはきちんと選択したい。
今回ご紹介したラコニックさんのスケジュール帳は、その手助けをしてくれると思う。

ぜひ気に入ったスケジュール帳があれば、ネットストアでご購入を頂ければ幸いです。

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