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ジップロックと1万円。ぼくらはモノに込められた熱量で暖を取る

社会人になってから10回以上引越をした。

西は九州、東は東北。
まるで所さんのダーツの旅かのようにいろいろな所で働いてきた。

大学を卒業するまで、引越というものに縁がなかったルーキーも、10回目になるとさすがに慣れてくる。

収納用品をそのまま引越会社さんに運んでもらえるように、頑丈な段ボールボックスを揃えた。
収納家具も組み立て式でいろんな間取りに対応できるものにした。

Ziploc(ジップロック)との出会いもその延長線上だった。

引越屋さんのダンボールに物を入れる際、種類ごとに小分けして入れる時にこんなに便利なものもない。

ジッパーやチャックがゆるくて、もうちょっと安いものも市場にはある。

でも、適度な頑丈さとチャックの使い勝手から愛用してきた。
いまはお店の在庫の整理にも大変役立っている。

そんなジップロックが、ビームスとコラボしたとツイッターでみかけた時。
自分の心が惹かれたのは当然といえば当然だったのだと思う。

へえ。
限定店舗で水曜日から発売か。
水曜日はちょうど休みだからいけないこともないな。

でも、ビームスからの限定発売となると人も並ぶだろうし、値段もまあまあしちゃうだろうからなー。

まあ、もし気が向いたら。
朝ちゃんと起きれたら。
2千円の傘ぐらいは買ってもいいかな。

なんて思いながらむかえた発売日。

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気がついたら私はジップロックに1万円(税抜)を支払い、店を出ていた。

傘に加えて、PCケースと長財布まで購入していた。
興味のない人からすれば全く必要ない浪費と思われるだろう。

でも、ふだんから文具と収納用品を扱うお店をしていることもあって、買わずにはいられなくなった。
それは、それだけ今回のコラボアイテムには、ジップロックへの愛が詰まっているのを感じ取ってしまったからだ。

例えば真っ先に欲しくなった

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傘の骨と骨の間に配置されたおなじみのロゴマークと日付記入欄。

このデザインを見た瞬間に物欲を刺激されてしまった。

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さらには傘を閉じた時に止めるヒモ部分が、実際のジップロックのチャック素材が使われていることにも驚きが隠せない。
ここまでやってくれたのか! と顔も見たこともない生みの親さんとハイタッチを交わしたくなるような気持ちが湧き上がってくる。

続いてPCケース

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これは衝撃吸収用の梱包資材として使われているプチプチを素材として採用。
13インチぐらいのノートPCなら余裕で持ち運べる大きさになっている。
ここで、プチプチを素材に選んだセンスにもただただ脱帽してしまう。
マチがないためにあまり詰め込むと形が崩れてしまうけれど、A4サイズの書類なんかをいれてもいい。

極めつけは長財布。

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これは本当にジップロックそのまま。
4枚のジップロックのフリーザーバッグMサイズを縫い合わせたり、ボタンを付けたりして作られている。

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ジップロックのチャックの中や、ジップロック同士を重ねた隙間にお札や小銭、カードなどを収納していく構造は本当に狂っていると思う(ほめことばです)

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原材料代から考えれば、この長財布ほど価値を理解できないものはない。

けど、こんなにもこの長財布を熱く語ってしまうことができるのは何故なのだろう。

自分がふだん使っているジップロックの新しい可能性を見せつけられたというのは間違いなくある。
そしてこの長財布をビームスが売ろうと判断したその勇気にもすごく心を動かされた。

ふつう、ロゴをプリントすればコラボと歌える。

でも、このジップロックとビームスのコラボのアイテムに込められた愛情と熱量は半端ではない。
火傷しそうに熱い。

気がついたらジップロックに1万円使っていたのは、その熱量を少しでも自分に取り込みたかったからなんだと、このnoteを書いていて改めて思いました。

店頭での販売では売り切れはじめているようですが、BEAMS 公式オンラインショップでも2020年2月3日(月)から開始予定があるようです。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

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大阪の気軽にアクセスできない場所にあるお店ですが、今後もnoteを通して皆様と交流できれば幸いです。

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