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山下義弘商店

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お店で売ってるもの、売ってないものだけど気に入ってるもの。熱量をもって書き綴っています。
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2022年8月の記事一覧

ものぐさ個人事業主が、「レシートを入れていいお財布」を作っちゃった話

 「手が一本足りない……」 そんな身もふたもないことを考えたのは、ホームセンターで仕事に必要なものを買い足しているときだった。 必要なものをカゴに詰めて、レジで鞄から財布を出してお金を払い、商品とお釣りを受け取って、領収書を専用のケースに入れよう……としたところで手の数が足りなくなった。 領収書を財布に入れているとお金が貯まらないなんて誰かに言われた言葉が頭に残っていたこともあって、財布とは別に領収書専用の入れ物を使い始めた頃の体験なのだけど、そもそもレジでそんなに色々鞄

サラリーマンもインボイス制度で事務仕事が増える? 「FAX現役の日本」で、未来の道具を考えてみた話

「インボイス制度って結局なにが大変なんですか?」 そんな質問が商工会議所でも税理士さんでもなくうちのような文具店に届く。 それは去年に書いたこんな記事が原因だったりする。 商工会議所での勉強会に参加して学んだ内容をnoteにまとめた記事は、3万PVを超える数値を叩き出し、たくさんの人に読んでいただいた。 でも、前回はあくまで「小さなお店」にとっての話をしたけれど、今回触れたいのはもっとたくさんの「会社に勤める人たち」にとってのインボイス制度の話だ。 というのも、実を言え

レシート電子化のラストワンマイルに革新を レシートを快適にデータ化することだけ考えてたら、クラファンすることになった話

「レシートをスキャンしたあとは、捨ててよくなった…だと!?」 そんな衝撃のニュースを聞いて震えた。 どうしても仕事をしていると出てしまう「紙の領収書」 きちんと紙に糊付けして会社に送ったり、会社員時代には必要なこととはいえ、「めんどくさい」と感じ続けてきた。 そんなレシートが遂に、2022年から電子帳簿等保存制度の見直しによって、クラウド会計ソフトで対応しているプランなどに入っていれば、「スマホカメラで撮影してデータ保存」したあとには、「レシート(領収書)を捨ててOK」に

銀座の無印良品で『A4と収納モジュール』の話をしよう

「銀座にある無印良品の旗艦店で、A4の話をすることになりました」 そんなことを言われたらどう思うだろうか? A4文具の話をし続けていたので、ついに頭がどうにかなってしまったのではないかと思われるかもしれない。 でも、冗談みたいだけど本当に無印良品の旗艦店である無印良品 銀座で、A4文具の展示・販売イベントをさせていただくことになった。 しかも、販売だけじゃなくて「A4で読み解く無印良品の収納モジュール」なんてテーマのトークイベントまでやらせていただけるというからやばい。