柳原尚史

Ridge-i(リッジアイ)というディープラーニングを中心としたコンサル・開発の会社を…

柳原尚史

Ridge-i(リッジアイ)というディープラーニングを中心としたコンサル・開発の会社を営んでいます。

最近の記事

信託SO(ストックオプション)について

私の経験と私見です。 Ridge-iでも全く他人事でもなく、中長期での優秀な人材へのインセンティブに有効との要望もあり、また周りの導入も増えてたので、何度も検討していました。 結局ギリギリの判断で毎回見送りして、税制適格SOだけ発行してたのですが、まさに結果論として良かっただけで、たとえ導入してたとしても全くおかしくない。 導入を決めた会社の社長の心境を想像しても、会社と社員によかれと思っての意図しかないと思う。信託組成のために社長が自腹を切ってるケースも多いし、自分に

    • デジタルツインとAIと点群について

      柳原です。 Facebook社がMETA社に社名を変えて「メタバース」と言う言葉がいきなりメジャーになり、 またiPhone12ProにLIDARが搭載されるなどセンシングデバイスのコモディティ化も始まったことで、 一気にデジタルツイン・メタバースに関する注目度が高まってきました。 デジタルツインを支える点群解析については、数年前から画像の次の領域として研究を続けていましたので、 ようやく日の目を見る部分が出てきて嬉しい限りです。 ここでは私およびRidge-iがどうしてデジ

      • Ridge-i創業の背景(2018のインタビュー)

        Ridge-iの柳原です。 創業から4年半たち、社員数も50名近くなってきました。 コロナによる市場と働き方の変革、AIのマーケットバリューの変化(成熟期に移行中)への対応、これまでのAIの先にある技術への研究開発など、毎日やるべきことが多く、あっという間に過ぎています。 社員が増えることでより可能性が増えていく中で、デメリットとしては「なんのためにRidge-iを立ち上げたのか?」というミッションや私の背景を共有する必要性が増してきているなぁ、と感じています。 創業当

        • 誰が、どう、AIの責任を取るのか?~作る側として今できること~

          Ridge-iというAIのコンサルティングと開発の会社を営んでいます。 AI導入を検討する際に課題になる、ブラックボックスなので使いづらい、という課題についてです。 ※念のためですが、AIを機械学習・ディープラーニングを中心としたデータからパターンを学習する手法・アルゴリズムを総合していいます。 AIの推論過程を論理的に人が理解できる内容で説明することは従来のルール(if-then)の積み重ねを基にしたアルゴリズム実装とは異なり、現在の技術では困難と考えられています。 加

        信託SO(ストックオプション)について