Zoom Economy

ZOOMエコノミーの出現?

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、急に元にもどるわけでもなく相変わらずZOOMで会議、夜はZOOM飲み会などが続いています。少し飽きかけていたところに、先日、非常にクリエイティビティの高いZoom飲み会を経験しました。先方の方々がZoom飲みセットを予め送ってくださったのです。前日に配達してもらい、飲み会の前にレンジで温めなおし、みんなで同じ物を食べ、同じお酒を飲みながら話が弾みます。これが、とても美味しくて楽しかったわけですが、ふとZoomエコノミーなるものが出てくるのではないか?と思いました。

ビックアーティストのライブが中止になる中、ネットによるライブイベントが始まっています。勿論ネット視聴のチケットを買って見るわけですが、同時にZoom飲みセットをチケットとバンドルして購入し、近くのコンビニ引きとりなどができれば、仲間と盛り上がることは間違いなしです。飲料メーカーからスポンサーがつくでしょうし、アーティストとZoomを通して乾杯も可能です(リアルライブではできません)。

リアルの世界が密⇒疎になる中、ネットの世界は疎⇒密になっています。Zoomの出現により、一気にネットの世界で「人が集まる密」が作られ、そこには経済圏ができるように思うのです。

ZOOMがAPIを解放し、開発ツールキットを提供すれば(現時点でツールキットが提供しているかは私は知りませんが、提供されていることは容易に想像できます)、それを使って多くのプレイヤーがアプリケーションを作ることができます。教育関連であれば、ZoomAPIとツールキットを使って教育に最適なアプリを作れますし、ライブならZoomを組み込んだ最適なアプリケーションを作ることが可能になります。勿論決済と連動することも可能かとおもいます。「Intel Inside」ならぬ「Zoom Inside」になるはずで、こうなってくるとZoom周辺に新たな経済圏が出現し、Zoomエコノミーが形成されるはずです。

テレコムキャリアもFBやGoogleだけでなく、Zoomというライジングスターともガチンコで戦わなくてはならなくなりました。Zoomエコノミーを形成される前に、新たな戦略が必要になるかもしれません。

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