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本当に連続殺人鬼が女子高生の中に入っちゃったように見える「ザ・スイッチ」見た


Freaky(2020年製作の映画)
鑑賞:2022.2.19 記事公開:2022.5.27
監督:クリストファー・ランドン 脚本:クリストファー・B・ランドン、マイケル・ケネディ

超絶楽しいタイムループホラーコメディの「ハッピー・デス・デイ」のクリストファー・ランドン監督最新作で楽しみにしてた。劇場は間に合わずU-NEXTで鑑賞。


今回はコメディ色が強くて楽しい。
お楽しみはヴィンス・ヴォーンさんの女子高生ギャップ。個人的にはキャスリン・ニュートンさんが“冴えない子、ギャル、殺人鬼”の変わり身がよかった。ひょっとしたら自分は、“殺人鬼の中に入ってしまったキャスリン・ニュートンさんの頑張っている女子高生”演技がよかったと思っているのかもしれない。となると、それはヴィンス・ヴォーンさんの手柄ではある。二人の入れ変わった感じが上手い(演出も上手い)ので、劇中人物と役者をうまく切り分けれてないかもしれない。
「殺人鬼の中に入ったキャスリン・ニュートンさん頑張ってるな」みたいになってた。

素材は「突飛なシチュエーションの解決」、「女子高生が180°違う人間に変わる」、「そのことで親とのわだかまりがほぐれる」、「変わったことで身近にあった愛に気づく」など「ハッピー・デス・デイ」の成功要素をうまく活用。展開はそれほど捻らず、ヴィンス・ヴォーンさんの頑張りを見守るスタイル。作りはコンセプト通りでよく出来ており楽しかった。友達二人も特別な活躍は少なかったがなんか魅力的。

ミリーが学校内でイケてない子扱いなのがなかなか飲み込みずらいが、どうやらアメリカでは内気な事、「私素敵でしょ?」感を出さない人間は顔の造形とは関係なくダサいと思われるようだ。立て続けに「デンジャラス・ビューティー1・2」を見た成果がこんなところに現れるとは。

普通に楽しいエンタメ映画だった。

原題の「Freaky」は、Freakの形容詞系らしい。なので、ずっと疑問だったヴィンス・ヴォーンさん演じるブッチャー(ブッチャー?人名?)はなぜ殺人にためらいがないのだろう、という疑問には特に理由はないみたい。「Freakyだから人を殺します」ということらしい。それ入れると長くなっちゃうしね。タイトルで説明するのは、斬新といえば斬新。


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