人々に対する敬意が叫ばれ、消えゆく言葉「責任」と「愛」
最後の夜に僕は思うこと
18最後の夜に僕は思うことがある。それはネット言論がしきりに正しさを主張してばかりな点だ。
例えば「人には敬意を払いなさい」「他人には人格があるということをよく理解して対応しなさい」とか。
これは老若男女立場を問わず正論を言う際の根柢のひな型にある言葉遣いだ。そして確かに正論ではある。
しかし、この「正論」には何か抜けてる点があると思う。
それは、自分がいるということだ。そして自分にも人格があるということだ。
僕が塾で現代文の授業に出席した時に出た文