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自分で自分を責めることは一切意味がない行為

日々生活をしていく上で何気ない失敗や仕事でのミスなどで自分を責めてしまうことはないでしょうか。
反省の意味も込め、自らを内省する行為は非常に素晴らしい事だと言えます。ただ、自らを責め立てる事に何の意味もないと改めて感じました。

結局のところ、自分の最大の味方は”自分”

なぜ自分を責め攻撃することに意味が無いのか。

それは、「孤独」しかないからだと言えます。

もう少し、噛み砕いて表現をすると、自ら選択したことを否定することは自己の萎縮を促す何者でもないからです。
自らが決めたことを否定する行為は一番防御しようがないことなのです。

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人間を不安にする要素には大きく3つ

人の不安を作り出す要素は大別すると3つあります

①居場所がない
 ┗例:住む場所がない、行く場所がない、立場がない、etc

②仲間がいない
 ┗例:家族、友人、ビジネスパーソン、etc

③結果がない
 ┗例:行いが全く実を結ばない、定量的に判断がつかない、etc

つまるところ、これら要素は今を生きることへの集中を妨げるようそになってしまいます。

その中の、「仲間がいない、居場所がない」といったことが、
まさに自責の念から生まれる不安の根元だと考えられます。
自らで、仲間(自分自身もれっきとした仲間)と居場所を殺してしまう行為なのです。
そして、存在自体が否定的なものになってしまいます。

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”自己への共感”が自責な自分を救う

自責な自分を救うただ一つの方法は「自己共感」です。
そもそも、多くの人は無意識的にも意識的にもネガティブな言葉を自らにぶつけてます。
「自分は駄目なやつだ」「俺は意志が弱い」など他人に指摘される前に自己を卑下していくことによりそれを回避しようとします。

ただ、自分を攻めれば攻めるほど努力をしなくなるという研究結果が存在するそうです。(この情報はたまたまメンタリストDaiGoさんの動画で拝見しました。)

ここで大切なのは、自責の念に駆られた際は自己への共感という形で次につなげてください。

例えば、大きな失敗をしている親友がいた場合、その親友にどのように声をかけますか?

きっと、相手を慮る言葉で接すると思います。
そうです。このように自己へも接してみてください。

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他の動物にも同じ現象が

このことが顕著な動物が”タコ”です。

タコという生物は非常に興味深い。
タコの生態は下記のようになっています。

タコ(蛸、鮹、章魚、鱆、学名:octopoda)は、頭足綱 - 鞘形亜綱(英語版)- 八腕形上目のタコ目に分類される軟体動物の総称。
[出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』]
別名:「デビルフィッシュ」

そんなタコにも特性があり、その代表例が「足を失ってもまた生えてくる」という特性です。
仮に捕食者に襲われた際に足を失っても時間とともに回復し、再び足が生えてくるという。最大で96本とも言われてます。
(詳しく知りたい方は、検索してみてください。)

ただ、こんなにも再生機能があるタコでも、自らで切断した足は回復しないのです。
タコは環境の変化や十分な広さが確保されていない安心できる環境でないと、自らの足を自ら捕食してしまうそうで、その際にその足は再生しないと言うのです。
客観的に見たら、生態の機能として足の再生、回復ができるにもかかわらず、自由意志の中での自ら自分への攻撃をしたときはどうしてか回復がされない。

いかに自ら自分を攻撃することに殺傷能力が高いかを思い知らされる。

これは人間にも同じことが言える様に感じました。

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[↓参考文献]
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4471103687/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=tyzero-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4471103687&linkId=56fdb0822f2849d661fbc360c89a5522

まとめ

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

日本人は他者への思いやりやホスピタリティには非常に敏感に反応します。一方で、自己に対してはどうでしょう。
多くの方がおざなりになっていないでしょうか。

自己への共感が強く持てる人ほど、他者への思いやりや慈しみを発揮できると思います。

自己の選択を成果にしていくことが人生です。

これを気に、是非自己への慈しみを持ってみてください。




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