Bd.6: ぬらぬらと つらつらと
万年筆。文字。手書き。
私の好みを全部のせしたかのようなイベントに、思わず申し込んだ。
fountain はやしさん主宰の”手書き推進部”。
「部活動」は手始めに、まずマイ万年筆を作るところから始まる。
素材はプラチナ万年筆のプレピー。
インキカートリッジにマスキングテープを巻いて装飾していく。
私の一本はこんな感じ。
部活動の先輩から、楽しいテープをいただいた。
……我ながら、貼り方にはセンスのかけらも感じられないが、
いろんな意味で、この不穏さがとても気に入っている。
世の中、適所適材というものがあるわけで、
万年筆には万年筆のために作られた紙があるとのこと。早速書いてみる。
書いてみたのは、先ほどのマスキングテープに収録されている文字。
プレピー自体のとってもスムースな書き心地がぐんと引き立つ。
さらに、「ひっかかる」「ひっかける」という概念が紙に存在しない。
持参したブルーブラックと、プレピーに装填したブラウンの組み合わせ。
「秋らしいね」と評価をいただけてうれしかった。
続けて、おしゃれな原稿用紙につらつらと。
こちらも、何物にも邪魔されない書き心地。もはや向かうところ敵なし!
便箋としても使えそう。
あーー…… 快い…… なんて快いんだ…
私の筆欲がすっぱりと満たされていく。
これまで万年筆はブルーブラックのインキしか使ってこなかったけど、
他の色にも手を出してみようか。
まずはこのブラウンを、使って使って使い倒そう。
プレピーにおかれては、運転見合わせになるまで付き合っていただきたく。
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