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インディアナのディープな夜は更けて

昨日の続き。長男の通う大学の「ファミリー週末」に出席するため、金曜6:50発のフライトでインディアナポリスへと旅立った。

やや遅れて出発したが、定時の9PM着。予約しておいたレンタカーも列がほとんどなく、即借り完了。いつもはここでかなり時間を割く。気味が悪いほどスムーズ。

いつもならここで車の選択権があるが、今日は一台しか空いていないということで、やむなく某K国社製コンパクトカーになる。ここが運命の分かれ道だった。

車をチェックアウトし、ハイウェイに乗る。すでに数回来ているので慣れた道であるが、大体1時間ちょっとの旅だ。タコメーターを見るとガスが少ない。満タン返しが常識なのだが。あ、これはハイブリッドだったのか。するとしばらくは大丈夫だが、どこかでガス入れないとな、と思っていた。

ガソリンスタンドの標識を見てハイウェイを降りる。スタンドに行ってガチョーン、EV車かぁ😖

スタンドの店に入り、店員に「EV車用のチャージングステーションはないか」と尋ねる。すると「隣りのモール駐車場にある」と教えてくれた。おお、助かった、と移動して発見したのは、テスラ専用チャージングステーション😫

まいったなーと思っていたら、一台の車がチャージしにやってきた。「どこか一般EV車用チャージャーはないか」ときくと親切にネットで検索してくれた。3マイル先(約5km)にあるらしい。

残りマイレージが25マイル(40km)ほど。行ってみると、そこはどデカい病院🏥。巨大な施設内をぐるぐる回るが、どこにもそれらしきものがない。

レンタカー会社のロードアシスタントへ電話し、向こうの不手際を責めつつリカバリーを試みる。解決方法は、1️⃣病院に車を乗り捨てる、2️⃣Uber(タクシー)を手配し我々3名をホテルに送る。車は翌朝向こうがピックアップする。

ところがこの時点で23:00を過ぎており、「Uberドライバーが見つからない」とテキスト(メール)が来た。自力で他のタクシーを探すが、深夜の田舎町では一人もいない。

意を決して他のチャージングステーションを探す旅に出る。残り20マイルちょっとの電気残量🪫でホテルまでは22マイル。ホテルに向かいつつ行ける所まで行き、そこで電気切れたら乗り捨て、今いるところより街中に入るのでタクシーを探し、行けるところまで行こう作戦だ。

走り始めてすぐに「8マイル先にチャージングステーションあり」の表示が。目的地の方角からやや逸れるが、とにかく行く。

着いた。あれ?どこにあるの?なんとそこには市庁舎ビル脇の駐車場沿いに、ポツンとポンプのようなチャージャーがあるだけ。ニュージャージーにあるチャージングステーションは、モールやスタンドに設置された大きなボックス型のものだけに面食らった。

なんと!これもテスラ専用か!うむむイーロンマスクメロン野郎め!再度検索するとすぐ裏手にもあるというので移動。しかしそこにはない。あきらめかけたとき、隣りのビル脇に車が駐車しているのを発見。そこにあるのはEVチャージャー!

やったあ!と思いきや、今度はチャージャー前に車が数台駐車していてコードが届かない。バカヤローどもめがーと割り込み、なんとかスレスレに届く位置に並列駐車して電気注入。

すると「満タンには10時間かかります」の表示が😩EV車なんて初めてだが、そんなにかかるんかい。なんとかホテルまでたどり着けるよう10%チャージして約1時間待った。

チャージし終わって、さあ行きますかーと思ったら、今度はチャージ用コードが抜けない。またかよーいいかげんにしてくれーと思っていたら、通り過ぎるパトカーを発見。「すみませーん、ヘルプ」と叫ぶとUターンして帰ってきてくれた。

20代の若いポリスマンであった。「EV車初めてなんでコードの抜き方わかりません」というと「ボクもハジメテ」と笑いながら手伝ってくれたがやはり抜けない。「ちょっと待って。やり方検索するから」と言って車内に戻ったそのとき、コードが抜けた。

「ありがとございまーす」とポリスマンに別れを告げ、ホテルに向かう。電気残量🪫30マイル分に目的地は23マイル先。よし、十分だ。

しかし道を間違ってしまい、数マイル分ロスト😅ようやくホテルの着いたのは2:40AMだった。

思いもよらぬ長い旅になってしまった。向こうのミスとはいえ、最初にEV電気残量に気づかなかったのはうかつだった。証拠にため電気🪫少ないタコメーターの写真を撮っておいたので、金を返してもらうネゴをしなければ。

今朝は別のレンタカー会社に電話して通常の車両を借りた。めでたくもとの旅に戻った。

さあ今夜はフットボール🏈試合でも見てうさを晴らそう。

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