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クリスマスを前に「やる気ない」アメリカ

12/22金曜日、わが町の学校はクリスマス前ということで半ドン(死語w)、12:30までだった。

しかし高校生の次男曰く、

今日は誰も来ないので行かない

ということで休んでしまった。

学校があるのにそんなことでいいのか?日本の皆さんがそう思うのは無理ないのだが、アメリカには往々にしてこういう「グレーゾーン」がある。

超几帳面長男はこういう「誰も来ない登校日」でも決して休まなかったので、こういう日の登校実態を私は見ているのだが、本当に誰も学校に来ないのだ。来るのはたぶん全体の10分の1くらい。

親戚や親の実家または旅行などに出かける人は、最初からクリスマス休暇の前日から出かける手配をする。

ハーフデーだからチョットフライングね」の感じ😜

会社も同じ。個人的に早めに休みを取っている人以外は、休暇前日出社してもハーフデーになるのを知っている。しかし建前上は、フルデーなのだ。

そこで朝10:00頃になると「そろそろかな?」と社内メールが来るのを待つ。

そして11:00頃「社員の皆さん、今日は少し早めに14:00に閉めます。12:00前に退社する人は上司の許可を取ってからにしてください。良い休暇を!」となる。

しかしあくまでも当日朝まで早く閉めることは明かされない。まさに「お約束的慣例」というやつだ。

そういうわけで社員たちも旅行バッグを抱えて出勤し、午後遅めのフライトに乗る。「午后は休み」と言ってないのに、そういう予定で動いているのが笑える。

これはアメリカ社会の暗黙の了解と言ってもいいかもしれない。

そしてそれは学校生活から始まっている。

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