家もない、墓もない、故郷との離別
数年前に実家を売り、数日前墓をしまい、生まれ故郷とは完全に縁が切れてしまった。
家は売れたからまだいいが、墓地を売ろうにも「(墓を)しまう人はいても、買う人はいない」そうで、どうにもならない。
わが家の墓地の隣りは伯父の墓で、その娘(私の従姉妹)は地元に住んでいる。「隣りの土地を買わないか?」と持ちかけたところ、彼女の婚家の墓は山奥深いところにあり難儀だから移そうか、と乗り気になっていた。
わが家の墓地は二画だが、もう一画は実家を購入してくれた方が興味を示してくれている。商談成立すれば二画とも売れ万々歳だが、果たしてうまく行くか?
家がない、墓がないわが家にとって故郷に来る理由は「瀬戸内海を臨む露天風呂に入ること」一択なのだ。
幸いにも支配人はわが旧友。「オマエさんの顔を見るためだけに来てるんだぞ」とおべんちゃら一つでディスカウントがもらえるとうれしいが😅
わが息子たちはここの温泉を愛して止まず「行こう」といえばホイホイ着いてくるだろう。
来年夏はどうなるんだろう。
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