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プール付きの家は、思ったほどモテない

いつものようにジョグ・スプリント・ウォークの朝、突然鼻をつくニオイに襲われた。しかも大きな音がする。なんだろう。

角を曲がると、大量の水が滝のように公道脇の排水口に吸い込まれていた。発信元の家の裏庭から、ポンプ車が水を吸い上げては流しているようだ。

ぱっと思いついたのが、洪水などで地下室が浸水して、業者に頼んで吸い上げてもらうパターン。それにしては水量が半端なく多いし、第一オイニーが強烈すぎる。

All Pool Demolitions - 家の前に立てた看板にそう書いてあった。おお、プールを壊す業者かぁ😯

今までありとあらゆる家関連の業者を見てきたが、プール壊し屋さんはお初だ。そうか、いらなくなったプールをたたんで、裏庭を改造するんだな。

「プール付き一軒家」ときくと超豪邸をイメージするかもしれないが、小さな家でも設置しているところがある。しかしNY/NJあたりだとせいぜい年に3ヶ月くらいしか使用できず、しかもメンテナンス代が月に200-400ドル(3-5万円?)はかかるし手間もかかるしで、それほど人気はない。

たぶんこの家は何年も使わず放置していたに違いない。汚水並みに臭いが強烈だったからだ(冬の間は分厚いシートをかけているので臭わなかったのかも)。

「プール付きの家は売るとき大変」ともよくきく。子供が小さい頃はまだしも中学くらいになると家のプールなど入らなくなり、大学へ行くと家にいなくなる。

どこの市町村にも有料プールがあるので、便利だし混まずに快適(基本的に住民だけが対象)。

わが家も子供が小さい頃はよくプールへ行った。今となっては懐かしい。行けば必ず誰か学校の友達がいるので、遊ぶにも困らない。親ものんびりできる。

夜は8時頃までやっているので、5時に退社した日はまだ暑い夕方にプールでリラックスできる。

そんな感じで、意外にもプール付き一軒家は、思ったほどモテないのである。

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