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日本のハロウィーン🧟‍♀️に欠けているSpooky (気味が悪い、幽霊が出そうな)

日本でもすっかり定番化したハロウィーン。私が東京に住んでいた90年代にはまだ影も形もなかったので、実際に日本で体験したことがない。

しかしネットニュースや映像から見る日本のハロウィーンはどこか違う。何だろうかと考えたら、わかった。

ハロウィーンの大原則であるSpookyさがまったく欠けているのである。アメリカでは多くの人が「ハロウィーンのスピリットはSpooky」と言う。子供番組でも、たとえば上級生の小学生が下の子に「お前ら飾り付けはいいけど、Spookyさが足りないぞ」と言ったりする。

というわけで、上の写真を見てわかる通り、まず何よりも「オバケ感」が第一。家の飾り付けは「世界一コワイ家」コンテストになる。

もちろん小さい子供の頃はカワイイオバケなどのヴィジュアルになるが、中学生くらいになると過激さが増してきて、大人になれば生々しい血のりのついた服を着た妖怪やチェーンソーなど武器を抱えた人形が玄関前に待ち構える。

玄関前でお待ちかねのお化け
「これはちょっとやりすぎ」の例
これにナイフやチェーンソーなど
武器が転がっていたら最高
ガイコツくんは定番中の定番
最近巨大化している人形
4m以上のものも

あと誤解されては困るが、ハロウィーン当夜コスプレした若者が街中を大挙して練り歩くなんてシブヤみたいなことは絶対ないのでよろしく。それぞれの市町村で公式パレードがあるところのみ大勢が歩ける。もちろん小さい子供は保護者連れで、中高生なども三々五々歩いたりする。

もしアメリカの大都市で渋谷みたいなことが起これば、警察が武力制圧する。下手に抵抗すると撃たれる可能性があることは10代でも知っている。ちなみにアメリカでは公の場で飲酒したり酔っ払うと即逮捕。というわけで「渋谷化」することは100%ない。

クリスマスが日本独自路線を歩んでいるように、ハロウィーンも「日本だけのハロウィーン」になっていく感が否めない。

コスプレから入っている日本人にはちと無理かなぁ😅


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