見出し画像

トラベルレンズに最適!NIKKOR Z24-200mm f4-6.3 VRをレビュー!

NIKKOR Z24-200mm f4-6.3 VRを購入して2年弱が経ちました。当初は幼稚園や保育園のスクールフォト撮影で運動会用に購入したのですが、それ以外にも旅行用レンズやスナップ用途として活躍しており、手持ちレンズのレギュラー格です。
今回は撮影事例を交えて紹介したいと思います!
結論として、寄って引いてシャッターチャンスを逃さない、安くて軽量なトラベルレンズと言えます!


8.3倍高倍率ズームができてたったの570g?

このレンズはワイド端24mm、テレ端200mmと8.3倍の高倍率な便利ズームレンズです。冒頭でも伝えているとおり、運動会用に購入しました。
運動会の撮影となると、一眼レフ時代は、24-120mm/f4と70-200mm/f2.8のカメラ2台にそれぞれレンズを付けて撮影をするのが主流だと思います。
カメラ2台にレンズを付けているので、広角が必要な全景を撮る場面や被写体にグッと寄ってワンショットで撮影したいシーンなどバリエーションを増やすことができます。
ただ、2台運用だと2つのデメリットがあります。
①重い②カメラの持ち替えによるシャッターチャンスのロス
2台運用なので当然ですが、1台運用時の倍の重さを体に負担をかけることになります。特に70-200mm/f2.8は1440gもあります。
現場ではまだ一眼レフを使用しているカメラマンを見かけることはありますが、だいぶミラーレスに移行していると実感していますので、Zマウントレンズを運用した場合の2台運用時の重さは下記になります。

パターンA
Z6II(705g)+24-120mm/f4(630g)=1335g
Z6II(705g)+70-200mm/f2.8(1440g)=2145g
合計3480g ボディは比較的軽いZ6IIとしています。

パターンB
70-200mm/f2.8は重すぎるので、同じf2.8の70-180mm/f2.8にすると、
Z6II(705g)+24-120mm/f4(630g)=1335g
Z6II(705g)+70-180mm/f2.8(795g)=1500g
合計2835g テレ端は180mmと少し短くなりましたが、パターンAより20%弱ほど軽量化できました。

パターンC
今回紹介する本レンズの運用だと、
Z6II(705g)+24-200mm/f4-6.3(570g)=1275g
なんと言うことでしょう!1台運用の上、重さは1275gと70-200mm/f2.8より軽くなりました笑

もちろん画質低下やf値が暗くなるデメリットはありますが、スクールフォトでは本レンズでも十分な画質を確保できますし、f値についても絞り開放で撮ることはないので、f値が6.3でも不満はありません。しかも運動会は屋外なのでf値が暗くても問題ありません。

24mmから200mmまでの焦点距離をカバーできることで1台運用が可能になります。そのおかげで体の負担も軽減し、シャッターチャンスのロスも低下するでしょう!

さて、運動会でとても活躍するレンズですが、ニコンHPでもトラベルレンズと謳っているように旅行先でも重宝できるレンズです。
GWに山陰へ旅行に行ったのですが、宍道湖の夕日を撮る際は広角から望遠を1本のレンズでイケました。
ちなみに夕日が出ている日没直前のときや、日没直後は三脚なしでもISO感度をそんなに上げなくても撮影はできちゃいます。


とにかく安い!

2024年6月現在の価格.comだと11万1千円ほど。安い!

昨今の世界情勢により様々な値上げがされており、レンズもこの流れには逆らえませんが、それでも11万1千円、手ブレ補正効果5.0段、防塵・防滴に配慮した設計、ナノクリスタルコートやアルネオコートなどのコーティングはありませんが、フッ素コートレンズを採用しており、クリアーな画質に貢献をしています。

高倍率ズームレンズで軽量なレンズの選択肢の候補は3本になります。
NIKKOR Z 24-200mm/f4-6.3・・・11万1千円
NIKKOR Z 24-120mm/f4・・・13万5千円
NIKKOR Z 28-400mm/f4-8・・・19万9千円

焦点距離を変えることによってf値が変わらないレンズが良ければ24-120mm/f4、焦点距離が400mmまで必要な場合は28-400mm/f4-8が良いですね。
私なら、24-120mm/f4はスクールフォトの室内撮影用、28-400mm/f4-8は屋外スポーツ用に使いたいです。

撮影事例

今回、鳥取・島根へ旅行した際に本レンズを使用したので、事例をご紹介します。

クロップ撮影した上に編集ソフトだいぶトリミングしてます。


まとめ

このレンズはテレ端時のf値が6.3と暗いので、基本屋外撮影で使用するのが良いと思います。
焦点距離が200mmですが、Z7、Z8、Z9などの高画素機であればクロップ機能を使って300mmで撮影することもできます。※クロップしても約2000万画素は確保できます。

300mm以上となると撮影用途も限られてくるので、用途に合ったレンズを選択すれば良いです。旅行先のスナップや幼稚園・保育園などの運動会撮影であればあなたにとってベストレンズになるでしょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?