読書で心に響いた名言集(83日目)

心を整える 長谷部誠

『勇気を持って進言するべきこともある』
チームのために進言することは、「人として正しい」ことだと僕は思う。
だから進言するかで迷ったときは、「自己保身のために言わないことの方こそ、正しくない行動のはずだ」と考える。
将来、自分がチームを率いる立場になるかは分からないが、そのときは選手からの進言に耳を傾けられる人間になりたい。組織が良くなる機会を頭ごなしに消してしまうのは、「正しくない」と思うから。


【所感】
社会に出ると、自分の正直な気持ちを目上の人や上司に言えなくなる機会が増えていきます。
これを伝えたら「煙たがらるんじゃないか」「出世に響くんじゃないか」「空気が読めない奴だと思われるんじゃないか」などと恐れ、自分の正直な気持ちに蓋をしていってしまいます。

そして、蓋をしていた気持ちが同僚や仲間との会食などで一気に溢れ出てきて愚痴として吐き出されます。会社や上司のせいにして、何も自分では変えようとしない。これでは何の解決にもなりません。
また、更に良くないのは自分の想いに蓋をしたまま、溜め込み続けてしまうことです。溜め込むと、身体に毒が回った様に影響が出ていき、精神的に病んでしまう可能性も出てきます。そうなってしまってからでは、回復するまでに長い時間が必要になります。

そうならない為にも、「人として正しい」と思う事を進言することです。
それはとても勇気がいる事だし、それで実際に上手く物事が進むかは分かりません。
けれども、自分の成長に影響を与えてくれます。
そして、誰かに良い影響を与えられるはずです。

また、自分がリーダーになった時に、仲間からの進言に対して、先ずは耳を傾ける様にします。その仲間が勇気を持って伝えてくれた行為を決して無駄にはしません。
それが人として、正しい行為だと思うからです。


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