40代のおっさんが海外で単身赴任し、自炊している話

僕はシンガポールに単身赴任で駐在しているサラリーマンですが(一応会社役員ですが)、東京で家族と住んでいた時よりも、外食はあまりせず比較的自炊しています。40代後半男性なのに自炊していることをよくびっくりされます。

40代後半になって自分が身につけた趣味みたいなものの一つは「旅行」であり「料理」です。自分と向き合ったり、心の安定につながります。

最近一周回ってよく勝間和代氏の書籍を読む機会があるのですが、彼女も家事の効率化をよくテーマにしていて、料理ハック(効率化とその効用の最大化)の話がよく出てきます。

これと似た視点です。

きっかけは、2年前に第三子が生まれた頃に遡ります。

そのとき3ヶ月ほど、私は二人の息子向けに朝お弁当を作り、夕食をすべて作ることになり(週末は朝昼晩全て)、臨月になった妻は一切手伝ってくれなくなり、自分で家事をしていくことになったのです。

私の妻はリケジョでして、できないことを科学して仕組み化することが上手なので、効率的に料理をすることを彼女から教えてもらいました。

だから今は、揚げ物から炒め物や、ハッシュドビーフ・カレーといったものまで作ります。(煮物は圧力鍋がないのであまり作っていません)麺類が好きなので、どうしてもラーメン・焼きそば・うどん・パスタが増えがちですが、それいいことにしています。まあ男の料理なので。一人暮らしだし。

一品物のお惣菜を作るのは苦手ですが、主菜に味噌汁か汁物をつけて、漬物か納豆を買ってきて、トマトと生野菜を作り置きしてサラダにして毎日食べるような生活で、ある程度バランスが取れます。

とはいえ、シンガポールにはあまり一品物の冷凍食品のレパートリーが少なく、あったとしても比較的高いため、全部自炊にするのではなく、一日一食は外食したりして気分転換もします。

そうなると日本滞在中の大切な仕事は、食材や調味料の買い出しなのです。パスタやレトルトカレーやパスタソース、クックドゥなどの料理調味料をまとめて買い出しします。回鍋肉・麻婆豆腐が特に好きです。

シンガポールのドンキホーテで購入することもできますが、だいたい1.5倍〜2倍するので日本で買うことが多いです。

案外料理は自分で作った方が美味しく作れます。今は料理の仕組みもだいぶ広義の意味で「テクノロジー」が導入されていて、そこそこうまく作ることができる時代です。調味料も調理器具もきちんと揃えれば、一食だいたい15分ぐらいで作れてしまいますし、最悪レシピを見ながらやることもできます。

ということなので、シンガポールに駐在していると外食費がとてもかかるのですが、自炊するようになってだいぶコストがセーブされています。そのお金をもちろん高い利回りの投資商品に投下したり、クリプトを積み立てたりするのです。(そしてシンガポールはキャピタルゲインは非課税です)

ただ、課題もあります。料理を自宅ですると一番大変なのは、掃除です。

油が飛び散ったりするのを定期的に掃除しないと、コバエやゴキブリ等がすぐらやってきます。南国だからそれは恐ろしい。でかいゴキブリが来ます。

ということで、この部分だけ、毎週一度だけ家政婦さんにきてもらってもらいます。ニオイがきついワックスで水拭きしてもらいます。ついでに毎週ベットシーツを変えてもらえるから睡眠も快適。

どうやっているかというと仕組みはこうです。

シンガポールにはメイドという仕組みがあり、お金持ちの家には住み込みの家政婦がいます。雇おうとすると10万円ぐらいと部屋が一つ必要になり、家族で来ている日系の駐在員の人たちはそういう部屋を借りたりします。

そういう人たち(メイド)をネットワーク化して平日の空いた時間に家政婦を派遣してくれるサービスがあります。これが意外と高くなくて使えるのです。

個人的には、料理は自分で作ったほうが癒されますが、掃除は自分でするのではなく、他人にしてもらうと(特に女性にしてもらうほうが)とてもスッキリします。

ということでこの組み合わせは案外おすすめなので最近皆さんなよくお話しします。

以上、とりとめもない話でした。


この記事は「投げ銭」記事です。ポジティブにお金が回る仕組みにしてみたいと思いました。記事をおもしろいと感じてくださった方は「投げ銭」をよろしくお願いします。