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食べる通信・ポケットマルシェ・美食倶楽部

飲み会形式の講義

先日、日本都市計画家協会(JSURP)さんが主催する「まちづくりカレッジ」にて講義をさせていただきました。しかも、普通に「講義」をするのではなく、せっかくだから美食倶楽部を体験してもらう形にしません?と素敵な提案をいただき、料理教室でもないのに一緒に料理をする形式で@雑司が谷の美食倶楽部。

カレッジのテーマは「食が結ぶ都市と地方/生産と消費」。自分のキャリアどんぴしゃだなあと思いつつ資料を作成。そして、「都市が地方とつながる」を体現できるよう、馴染みの農家さん達から食材を取り寄せ、講義に臨みました。

美食倶楽部では料理もトークもする前に乾杯をするので、冒頭から飲み会モードに。美食倶楽部の話を15分だけさせていただき、すぐにクッキングタイムに入りました。

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消費者からクリエイターになる

イベントでは料理が得意な方もそうでない人もごちゃ混ぜで、チームごとに一品をつくる。今回は、生産者の思いと食材の特徴を伝え、その場でチームでメニューから考えていただく形としました。題材は、青森で「固定種野菜」をつくる森山さんから取り寄せた、エネルギーあふれる迫力の秋野菜たち。そして茅ヶ崎の斎藤さんから取り寄せた「ちがさき牛」をドーンと2Kg(インサイドスカート、とも三角、バラ山)。

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料理は、「消費」だけで簡単に生きていける時代に、誰もがクリエイターになれるもっとも身近なものだと思っています。レシピを渡してつくってもらうのではなく、チーム毎に一緒にクリエイトしてもらう形式は、いつも発見や感動があってとても好きです。

つくると食べるをつなげるために

料理が終わったらもう一度着席して、乾杯。料理中から飲んでるし、めちゃ盛り上がってしまうので話をするにはホント苦労するのですが、なんとかアテンションをもらって講義再開。美食倶楽部にいたる前からやっている、食べもの付き雑誌「食べる通信」、スマホの中のファーマーズマーケット「ポケットマルシェ」のお話もさせていただきました。

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結局この7年間やってきたこと、そしていま取り組んでいることも、生産と消費をつなぐことです。便利な流通システムにより分断された両者を、情報やコミュニケーションでもう一度つなぐ。SNSやスマホなどのプラットフォームを活用して。

それぞれビジネスモデルや提供バリュー、そして課題(チャレンジ)が異なる。これまでは生産者側の立ち位置からやってきたことを、美食倶楽部では生活者側の視点で、とにかく楽しい美味しいを起点にする形で取り組んでる。整理するとこんな感じ、みたいなスライドで最後締めて、会場のディスカッションの題材にしてもらいました。

20191112都市計画家協会

実際は飲み会モードでディスカッションらしいディスカッションは次回講義の持ち越しとなったのですが笑、とにかく最高の会でした。JSURPの皆さん、参加者の皆さん、ご協力ありがとうございました!

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写真提供・・認定特定非営利活動法人 日本都市計画家協会 / 撮影:石川望

美食倶楽部の詳細、最新情報は下記WEBサイトをチェック!


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