予定不調和を楽しむということ
株式会社Familyinn(ふぁみりん)の代表の杉本です。
1ヶ月から始める田舎ホームステイサービスを運営しています。
ギルドハウスのハルさんとは、Familyinnのホストメンバーに加わっていただいているためご縁があります。ハルさんにお会いしたいという動機で2020年12月に初めてギルドハウスをお邪魔しました。
予定不調和な交通機関
僕がギルドハウスへ向かった当日は、上越新幹線が積雪により数日間の通行止めとなっていた程大雪な日でした。そのような情報を耳に入れつつ、「なんとかなる」と思い、電車・バスでギルドハウスへ向かいました。
電車の乗り換え案内を調べると、予期せぬことが起こりました。
電車の通行止め。そしてバスも数時間に1本しか来ない。結構まずいなと感じつつ、このスリリングな感覚を久々に感じて楽しんでいた自分がいました。
僕は東京出身東京育ちで、安心 安全 便利 快適 な社会にいたので、予定調和の暮らしがベースになっています。
このスリリングな感覚を持ちながら、「どうすれば最速でギルドハウスへ向かえば良いのだろう」と頭を振り絞ったり(ググったり)、駅員さんに相談したりしました。結果夜遅くなるまでにはギルドハウスに到着することができました。
予定不調和な暮らし
ギルドハウスでは、ハルさんご家族3人と長期滞在・短期滞在含め8~10人くらいと常に変動します。そのため、昨日食卓を囲んでいたメンバーと今日食卓を囲むメンバーが違うことがあります。一泊二日をした僕も2日間は違うメンバーに入れ替わっていました。
毎日が予定不調和。非日常が日常。刺激的な日々を送れるということは、挑戦・変化を進んで実行していることだと捉えることもできると思いました。
この一連を振り返った時に、大きくストレスを感じる人もいると思いました。万人に対して綺麗な設備を提供するのではなく、「限界集落」「田舎」「共同生活」でしか得られない「予定不調和性」を体験し、「予定不調和を楽しむ能力」で面白がる事が、すごい贅沢なことだと強く感じました。
東京にいると予定調和の暮らしであり、これはロボットの世界で「つまらなさ」を感じます。一方予定不調和に対するワクワクや自ら創造できる楽しさがあり、スマホの画面ではなく自らの全身を使って感情を存分に使えることの快感は忘れられないものだと改めて実感しました。
天候によって、みんなで共同で雪かきをすることもとても一つの非日常であり、楽しく感じました!
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