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人生100年時代

 近年人の寿命は伸び続けている。まもなく平均寿命は100年を超えると専門家は予想している。
 現在の70歳は20年前の70歳よりも圧倒的に健康だ。20年前は70歳というともういい年で終活も終えている頃だろう。だが今は街中で元気な70歳の方々を見かける。
 
 人生が長くなれば変化を経験する機会も増える。その時に備えてしっかりと選択肢を持っておくことが大事になる。

これまでは3ステージ型と言って
    教育→仕事→引退
という生き方が主流だった。

 しかし会社や年金があてにならず65歳からの人生を賄うのは難しいだろう。
 人生を長く生きるということは必然的に生き方も変わってくる。

これからはマルチステージと言って
   自分探し 組織にとらわれない生き方
教育  移行期  ポートフォーリオ型  
      ボランティア  引退
  会社勤め     地域活動
という直線では表せない人生になってくる。

 ステージを変えるごとに新しい能力を身に着け、視野や人とのつながりも広がって強くなっていき、できるだけ健康で長く働く。

新しいステージとは

1エクスプローラー
2インディペンデント・プロデューサー
3ポートフォリオ・ワーカー            の3つです。
1 エクスプローラー
人生の旅をして自分と世界を再発見

 日常生活から離れ旅したり新しい人と出会ったりして既存こ価値観から抜け出して自分についての理解を深める。

2 インディペンデント・プロデューサー
組織に雇われずに自分で仕事を生み出す人

 やりがいや人とのつながりを重視しながらスピーディーに繰り返して学びをどんどん深める。

3 ポートフォリオ・ワーカー
異なる種類の活動を同時に行う人

 経験や知識を活かしていろいろな自分を楽しむ。

 これまでは与えられた仕事をこなすだけの受け身の人生だったが、これからは意識的に選択していく時代になる。

 そのようにして生きていく為に必要なものは何か。。

 それは「資産」だ。

 資産には大きく二つあり、有形資産と無形資産がある。

 有形資産とは、家や土地などのお金で表せるもの。
 無形資産とは、家族や友人などの良好な関係。
無形資産について詳しく解説すると
・所得を得るための生産性資産(主に仕事に役立つスキル)
・心身の健康を維持する活力資産(健康や良好な家族・友人)
・変化に柔軟に向き合う変形資産(変化に応じて自分を変える力)  などがある。

有形資産であれ無形資産であれ資産のメンテナンスをしないと価値が落ちてしまう。無形資産を蓄積していくには、有形資産に偏りがちだったこれまでの時間の使いかたも見直す必要がある。

 人類史の大半は「大人」「小人」だけであった。20世紀はそれに「ティーンエンジャー」「引退者」が登場した。100年時代は年とステージが一致しなくなる。70歳のティーンエンジャーはいないけどエクスプローラーがありえるのだ。
 新しく出現するステージと移行期を乗り越えていくには柔軟性が必要不可欠となってくる。人は思春期に柔軟性を持ちますが100年時代は思春期を残したまま若く生きる人が増える。

 これからの人生100年時代、自分をアップデートしながら人生を歩んでいく必要がある。

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