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中国のレタッチ教本 要約・まとめ

コスプレ関係のレタッチをされる方に中国でのレタッチ方法をご紹介したいと思い、記事を作成しています。
中国のレタッチ本の内容を日本語に翻訳し、内容をかみ砕いて作成していきますので、ぜひご参考にしてみてください。
内容は順次、更新していきます。

【目次】

1.レタッチの基本ルール
2.ニキビや油汚れの処理
3.完璧な肌の質感や滑っとした肌の加工方法
4.自然の肌の質感を残す
5.化粧の調整
6.アニメ調に近づける
7.表情や姿勢の調整
8.髪の毛をどのようにして描くか

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1.レタッチの基本ルール

レタッチといっても様々な個人の考えがあります。

習慣や手法は多種多様であり、同じ写真だとしてもレタッチは個人によってかなりやり方や効果が変わってきます。

あるネット番組で行った興味深いテストがありました。女性が自分の写真をそれぞれの違った国のレタッチャーに写真を渡して、私をきれいにしてくださいと依頼してその違いを調査する企画。


透明感のある写真に仕上げたり、化粧をより濃くして仕上げた写真と様々な結果に。化粧のレタッチ度合や受け止め方、美的センスは人によって、それぞれ違いますし、表現方法も変わります。ただし顔の傷やニキビ、クマの処理はどの写真でも行われていました。


レタッチで留意するべき点として、決められたルールが存在する様です。


人の頭蓋骨は球体であり、人の顔の顔面部分は突起状になっております。顔は1つの平たい面ではなく顔面は目鼻口など、それぞれ高低差があり影も存在します。シワを消したり、口元のシワを消したりすると、影までも一緒に消してしまった事は無いでしょうか?


レタッチの各工程で、完全に影を消したりする事に、十分に注意しなければなりません。顔の表情によっても、注意することがあり、例えば大きな笑顔で笑っている時などは顔のシワや口元のシワ等後はまゆ等の起伏も大胆に出ることがあり、これらを修正する時も注意が必要です。


微笑とまんべんの笑みの時の例ですが、微笑の場合は顔面の頬の肉などが特に大きな変化がなく、シワのレタッチもさほど必要ありません。ただし笑顔が大きい場合だとシワを消す量も増え、シワの消し過ぎたりと全体のバランスを考えて消さないと、不自然な表情になり、顔がこわばってしまったりします。

【微笑】

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【まんべんの笑み】

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