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TWSNMP FCのポーリング辞典:CPU使用率を測る

TWSNMP FCのSNMPポーリングで管理対象のCPU使用率を測定する方法の解説です。

動画の説明

このページの説明のダイジェストです。試作してみました。

利用するMIB

CPU使用率を取得するために使用するのはホストリソースMIBのhrProcessorLoad

です。

コア単位の取得

このMIBはCPUコア毎の使用率を示しています。1つのコアの使用率を計測するのであれば、

設定でポーリングできます。インデックスは、hrProcessorTableを取得して確認できます。

平均値を取得するモード

しかし、監視対象ノードに沢山CPUコアがある場合は、全部ポーリング設定するのは面倒です。このために合計と平均値を取得するモードを追加しました。

statsモードでポーリングするとhrProcessorLoadのMIBの値の合計(sum)と平均(avg)を計算します。コアの数に関係なく負荷を計算できます。

ポーリング結果のグラフ表示した場合

のように取得できます。

テンプレート


この記事で解説したポーリングのテンプレートはCPUで検索すれば表示できます。

定義は

  {
    "Name": "CPUコア単位使用率",
    "Type": "snmp",
    "Mode": "get",
    "Params": "hrProcessorLoad.$i",
    "Script": "cpu=hrProcessorLoad; cpu < 90.0",
    "Level": "low",
    "Descr": "CPUコア単位使用率",
    "AutoMode": "index:hrProcessorLoad"
  },
  {
    "Name": "CPU平均使用率",
    "Type": "snmp",
    "Mode": "stats",
    "Params": "hrProcessorLoad",
    "Script": "avg < 90.0",
    "Level": "low",
    "Descr": "CPU平均使用率",
    "AutoMode": ""
  },

です。


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