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TWSNMP FCのポーリング設定

TWSNMP FCのポーリング設定画面についての説明です。

動画マニュアル

ポーリング設定画面の表示方法

マップ上やノードリストからノードを選択してノード単位のポーリングリストから表示する方法

画像1

とポーリングリストから表示する方法

画像2

があります。

<追加>ボタンで新規のポーリング設定画面、<編集>ボタンで既存のポーリングを編集する画面を表示できます。

ポーリング設定画面

のような画面です。

ノード

対象のノードを選択します。ノード単位のポーリングリストから表示した場合はこの項目はありません。

名前

ポーリングに名前をつけます。あなたが分かりやすい名前をお好きにつければよいです。決まりはありません。一覧の表示やログに記録する時に使われます。

レベル

ポーリングの結果がNGだった場合に問題の程度を示すものです。

重度(High):
異常の場合、非常に困ったことになるようなレベルです。
軽度(Low):

異常の場合、そこそこ困ったことになるレベルです。
注意(Warning):
少し気にして欲しいぐらいのレベルです。
情報(Info):

ポーリングは実施するけど、結果をただ記録したいだけの場合に設定するレベルです。
停止:
ポーリングを停止します。

種別

ポーリングの種類を指定します。2021年9月時点では、以下の種類を組み込んでいます。

PING:
誰もが知っているICMP Echoリクエストによる応答確認です。応答がない場合は異常と判断します。応答時間を記録しています。
SNMP:
SNMPによるポーリングです。定義の項目にポーリングするMIBの情報と判断基準を記載します。sysUptimeを設定すれば、稼働時間を監視します。ifOperStatus.1のような設定をすれば、LANポートの状態を監視するポーリングになります。
TCP:
TCPでの接続確認を行うポーリングです。定義に接続するポート番号を指定します。接続できれば正常です。応答時間を記録できます。
HTTP:
Webブラウザーと同じHTTPプロトコルでアクセスするポーリングです。定義にアクセスするURLを指定します。指定したURLから応答を取得できれば、正常と判断できます。httpsのURLを設定した場合、アクセスした時にサーバー証明書の検証を行うモードと行わないモードがあります。
応答時間と応答コードを記録します。
TLS:
TLS(通称SSL)での接続確認を行うポーリングです。定義にポート番号を指定します。接続できた場合に正常と判断します。応答時間と接続した暗号方式、証明書の情報を記録できます。
DNS:
DNSでの名前解決のポーリングを行います。定義に問い合わせるホスト名を指定します。指定したホスト名の名前解決ができ、かつノードに設定したIPアドレスを含む場合に正常と判断します。ホスト名に対応したIPアドレスの変化を検知するためのポーリングです。応答時間を記録します。
NTP:
NTPサーバーへ時刻問い合わせのポーリングを行います。応答があれば正常と判断します。応答時間とNTPサーバーの情報を記録します。
SYSLOG:
受信しているSyslogを検索して特定の条件のログの件数から判断するポーリングです。件数を記録します。
Syslogのプライオリティーを集計して判断するモードもあります。 集計結果はAIで分析するために使用します。デバイス、ユーザー、フローのレポートをsyslogから作成するモードもあります。
SNMP TRAP:
受信しているTRAPのログから特定の条件のTRAPを検索するためのポーリングです。件数を記録します。
NetFlow/IPFIX:
受信しているNetFlow/IPFIXのログから特定の条件のログを検索するためのポーリングです。件数を記録します。
 Command:
コマンドを実行して結果を判定するポーリングです。実行するコマンドは特定のフォルダにコピーしておく必要があります。
SSH:
SSHで他のマシン上でコマンドを実行して結果を判定するポーリングです。
Report:
レポートの信用スコアから判断するレポートでです。
TWSNMP:
他のTWSNMP FCのマップ状態を判断するポーリングです。複数台のTWSNMP FCを連携させるものです。
VMware:
VMWare ESXiの情報を取得するためのポーリングです。

モード

種別毎に違うモードがあります。詳しくはポーリング種別毎に説明します。

パラメータ

ポーリングする時に必要なパラメータです。種別とモードによって違います。これも詳しくはポーリング種別毎に説明します。

フィルター

ログの検索などのポーリングの時にフィルター条件として指定するパラメータです。これも詳しくはポーリング種別毎に説明します。

抽出パターン

ログの検索やHTTPのポーリングの時にデータ抽出するために利用するパターンを選択します。これも詳しくはポーリング種別毎に説明します。

判定スクリプト

ポーリングで取得したデータを使って異常を判定するためのスクリプトを指定します。JavaScriptで指定できます。基本的には最後の実行文の結果が正常の判定に使われます。これも詳しくはポーリング種別毎に説明します。

ポーリング間隔

ポーリングを実施する間隔を秒単位で指定します。

タイムアウト

応答なしと判断する秒数を指定します。

リトライ回数

応答なしと判断したあと諦めるまで追加でポーリング実行する回数を指定します。なので、0は1回は実行するという意味です。

ログモード

ポーリングの結果をログに記録する時のモードを指定します。

記録しない:
最後にポーリングした結果だけ残して忘れていくモードです。
常に記録:
状態が同じでも常に結果を記録するモードです。
状態変化時のみ記録:
ポーリングの状態(正常、異常)が変化した時だけ記録するモードです。
AI分析:
常に記録しますが、それに加えて1時間毎にAIがポーリング結果を分析してくれるモードです。

ポーリング結果をグラフなどで分析するためには、ポーリング結果を記録する必要があります。「記録しない」に設定されているポーリングはグラフ表示できません。

ポーリングの詳しい説明

ポーリングに関して詳しい説明は、

のマガジンに書いています。TWSNMP FC対応のための加筆する予定です。

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